2022.04.06

「MakeShop」、越境EC支援の「WorldShopping BIZ」とAPI連携 海外販売の言葉・物流・決済の課題を解決

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは4月1日、ネットショップ構築ASPサービス「MakeShop byGMO」(以下:MakeShop)において、ジグザグが運営するWebインバウンド・越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」とサービス連携を開始した。これにより「MakeShop」を利用するEC事業者は、「MakeShop」の管理画面から申し込むだけで、購入代行の仕組みをとる「WorldShopping BIZ」を利用し、簡単に越境EC始めることができる。言語・物流・決済の壁をクリアし、Webインバウンドによる販路拡大を支援する。

GMOメイクショップの運営する「MakeShop」は、低コストで本格的なネットショップを構築できるASPサービス。EC事業の成功を支援するため、ショップ運営者の売上の総和である流通額を最重要指標として機能強化やサポート体制の強化、連携サービスの拡充などを進めてきた。

一方、ジグザグの運営する「WorldShopping BIZ」は、日本のいいものを228の国と地域に住むユーザーへ届けるWebインバウンド・越境EC支援サービス。多言語対応・海外決済・海外発送までを一気通貫で行い、EC事業者のもっと簡単・もっと安全な海外販売の実現をサポートしている。

このほど両サービスはAPI連携を開始し、「MakeShop」を利用するEC事業者は、「MakeShop」の管理画面から申し込むだけで「WorldShopping BIZ」の利用が可能となった。通常の場合、「WorldShopping BIZ」を導入するには、ECサイトにJavaScriptタグを追加して設定する必要があるが、サービス連携により、申し込みだけで自動で設定を完了できる。


▲サービス連携の仕組み

購入代行の仕組みをとる「WorldShopping BIZ」の利用により事業者は、直接海外対応することなく手軽に越境ECを始めることが可能。「WorldShopping BIZ」を導入したECサイトを海外ユーザーが訪問した場合、多言語入力フォームが表示され、「WorldShopping BIZ」側で決済が完了する。カスタマーサポートや海外発送も「WorldShopping BIZ」が対応するため、EC事業者側では国内の倉庫へ商品を発送するだけで対応が完了。インボイスの作成も不要だ。販売手数料は無料で、海外送料は購入した海外ユーザーの負担となるため、国内でのECサイト運営費以外に追加費用負担は無く、コスト面の心配をする必要もない。

2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限の影響によりインバウント消費が減少する中で、越境EC化によるWebインバウンドへの関心が高まってきた。「MakeShop」でも越境ECの相談が寄せられる機会が増えてきたが、越境ECを本格的に運営するのはハードルが高く、サイトの翻訳や問い合わせ対応時の「言語の課題」、海外発送用の梱包・保証の対応に加えインボイス作成の手間といった「物流の課題」、海外決済への対応とそれによる不正決済のリスクといった「決済の課題」など、事業者の負担が大きいという課題があります。

これらの課題を解決し、より手軽に越境ECを始められる環境を整備するため、GMOメイクショップとジグザグは、2022年3月に資本業務提携を行ない、「MakeShop」と「WorldShopping BIZ」のAPI連携を進めてきた。
 このたび両サービスの連携が開始されたことにより、日本国内で運営しているECサイトを簡単に海外対応することができ、シームレスな海外販売を実現しするとしている。



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