2022.03.01

【ECモールのジャンル別シェアが一目瞭然】Nint開発担当者に聞く、新機能「メッコチャート」とは?

価格帯ごとに分析し、視覚的に一気に俯瞰できる「メッコチャート機能」


商品開発・経営企画・営業、全ての部門で活用できる


――「メッコチャート機能」の開発の背景について教えてください。

今田:これまで、ECモールの調査を行う際、「市場調査」と「競合調査」とが分断されていたという企業が多かったかと思います。「森は見えているが、木までは見えない。木は見えているが、森全体は見えない」と言う状況だったのではないでしょうか。そこで、「市場調査」と「競合調査」を一気にできるサービスにニーズがあり、活用すれば売り上げを伸ばせる企業もあると考えました。

江幡:大手メーカーなどは、競合商品を価格帯別に分析するケースが多いです。多くのメーカーはこれまでも、新商品の企画開発や、事業全体の戦略立案を行う際、市場を分析したいと考えていたのではないかと思います。しかし、これまでは、グラフィカルに一望できるサービスがありませんでした。「メッコチャート機能」は、すでに使ってみた企業様から、好評の声を多くいただいています。

今田:「メッコチャート機能」は、特に大手企業の、経営企画部門や商品開発部門、営業部門などにとって、メリットがある機能だと自負しています。

新商品を開発するに当たって、価格帯ごとの市場のニーズを知りたい、競合商品のスペックを把握したい、といった際に役立ちます。経営企画部門が、次の事業戦略や長期的な経営戦略を策定する際にも、過去と現在の市場状況を一望できますから、活用のメリットが大きいと思われます。

営業部門にとっては、流通施策の面で活用の幅が広がるのではないかと思います。例えば、大手メーカーの営業部門が、ターゲットとしている価格帯の競合状況を調べることも可能です。その価格帯の自社商品を、どの店舗がたくさん売ってくれているかも、チャートをクリックすればすぐ分かります。「メッコチャート」の分析結果から、自社商品をよく売ってくれている、Aという店舗さんが分かった場合、Aに対して、さらなる拡販を促すため、商品供給を強化したり、特別な販促キャンペーンを提案したりして、自社商品の売り上げを上げることも可能でしょう。

それぞれの部門にとって、実践的な機能として活用いただけると思います。

江幡:「メッコチャート」を見れば、例えば「ある商品ジャンルについて、Bという大手メーカーは安い価格帯に参入していない」といったデータも得ることができます。「圧倒的な知名度のBが手を付けていない価格帯であれば、勝負できるのではないか」という、売り上げを上げるためのシナリオを立てるための材料になるのではないでしょうか。

今田:「メッコチャート機能」は、「Nint ECommerce」の「エンタープライズ版」を導入している企業様ならば、標準機能としてご利用いただけます。「エンタープライズ版」の料金は、1ジャンル月額税込10万円からとなっています。得られる効果を考えればリーズナブルではないかと考えています。


▲日本事業部門事業部長 今田雅也氏(左)、プロダクト開発チーム 江幡栄佑氏(右)

――今後の機能拡張の予定は?

今田:「メッコチャート機能」が大変好評だったことから、導入していただいている企業様が、より視覚的にイメージしやすくなるよう、UIを強化していく方針です。「Nint ECommerce」の強みである、ECモールの販売推計データをさまざまな角度からビジュアライズして提供するといったことも検討していきたいと考えています。この機能を使って、どのように売り上げを上げたらよいか、興味がある方は、ぜひ当社の営業担当までご連絡ください。

Nint ECommerce→https://www.nint.jp/ec/




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