【楽天SOY2021】「総合4位」「ダイエット・健康ジャンル大賞」「タマチャンショップ」代表取締役 田中耕太郎氏
コロナ禍でお客さまの健康に対する意識が高まっている。家の中でどう健康を作れるかを考える方が増えた。今まで「タマチャンショップ」が取り組んできた商品作りが、この時代に刺さり始めた。
昨年からSDGsの取り組みもより強化している。商品パッケージを見直し、プラスチック素材を紙に変えたり、インクをサトウキビ由来のものに変えたりするなど、作る段階からやり方を変えている。
他にもカーボンニュートラルの取り組みを行っている。インドネシアに森を作り、お客さまの買い物が環境貢献につながることなどを伝えることで、共感を得られていると思う。
今は売るだけでは全く認められない。お客さまが「この会社に投資してもいい」と思ってもらえるかどうかが鍵だ。特に若い方は自分が買い物などで投資したお金がどう使われているのか、という意識が高くなっている。もの作りの段階から環境に配慮していない企業は選ばれない。
「タマチャンショップ」は「しあわせ食を九州から」というコンセプトを掲げている。昨年、このコンセプトや健康や美容の在り方、ダイエットへの考え方をアップデートし、より明確に理念やビジョンをお客さまに伝えた。
これまでも根底は変わらないが、深いだけでなく広くメッセージを伝えようとしていた。多様性の社会の中ですべての人に合わせようとすると自分たちの色がなくなってしまう。自分たちの考え方をより通すことで、もっと距離を縮められるお客さまがいる。お客さまというより友だち探しに行く感じだ。
商品開発においては、差別化を意識している。大手メーカーの商品に対して、どう”尖り”を付けるかを大事にしないといけない。売れているものを売るというよりは、自分たちならこうアレンジするという意識をすごく大事にしている。
スタッフがさまざまなアイデアを出し合うだけでなく、取引先からヒントをいただいたり、お客さまとのコミュニケーションから発想を得たりする商品もある。取引先やお客さまを合わせたら、何万人ものスタッフでモノ作りしている状態だと思う。そこがすごい強みになっている。
コロナの状況がいつまで続くか分からないが、外に出にくい環境の中で思いを届けられるギフトの開発に注力している。大事な人の健康を気遣う贈り物をもう一度作ってみようかなと考えている。
お客さまからオンラインでさまざまなお声をいただいているが、お客さま同士のお声とお声がつながるサロン的なものを作りたいという思いもある。春くらいからコミュニティーを始動できたらいいなと取り組みを進めている。
「タマチャンショップ」https://www.rakuten.ne.jp/gold/kyunan/