2022.02.05

人気デリバリー店「究極のブロッコリーと鶏胸肉」が通販でも注目 冷凍食品化で全国に販路拡大

「究極のブロッコリーと鶏胸肉」(左)と塚本洸介社長(右)

デリバリーでは商品を即日配達しているが、ECサイトでは最短でも翌日に届く。地域によっては2~3日かかることもある。

ECサイトで販売するため、配送時間を考慮した商品を開発する必要があった。ブロッコリーと鶏胸肉を急速冷凍して、鮮度が落ちない商品を開発できた。

「ブラストチラーという急速冷凍機に出会えたこと、おいしさを維持できる独自レシピを考案できたことが大きい。商品の全体をマイナス40度の冷気で一気に冷凍するため、鮮度が落ちにくい。カットの仕方も鶏胸肉の繊維が解れやすいよう繊維に垂直に切ったり、味が染み込みやすい独自の味付けを発見できた」(同)と話す。


「究極のブロッコリーと鶏胸肉」

フードデリバリーを利用する顧客のほかに、新たな顧客を獲得するため、同社ではSNSの投稿にも注力している。

フードデリバリーの顧客層を分析すると、20代の女性が多い。新たに30~50代の男性からも購入してもらえるよう、性別を問わない投稿内容を意識している。

「20代の女性がメイン顧客のため、当社のSNSアカウントはその年代に近い女性スタッフが運営している。商品に合うソースを紹介して、料理のヒントになるような投稿などを発信している。男性にも好感を持たれるように絵文字を控えたり、投稿文が長くならないように心掛けている」(同)と話す。

EC専用の商品開発とSNSの投稿により、ECサイトでの販売は伸びている。ECでもまだ20代後半の女性客が多い。今後もSNSの投稿に工夫を凝らし、年間売上高1億円を達成していきたい考えだ。


「究極のブロッコリーと鶏胸肉 オンラインストア」
https://qbt-jp.com/#onlineshop


kaiiin

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