2022.01.30

応援購入サービス「Makuake」、BtoB事業を本格化 「オンライン展示会」を開始

中山亮太郎社長

マクアケは2021年12月、運営する「Makuake(マクアケ)」内で先行販売を行う商品を登録バイヤーに向けて販売する「オンライン展示会」を開始した。展示会を通じた商品発信や販売を皮切りに、BtoB事業である「応援仕入れサービス」の本格運用を進めていく。

「Makuake」は2013年、購入型クラウドファンディング(CF)サイトとしてサービスを開始した。新商品が集まる場として消費者の活用も進み、2021年9月期の流通額は約215億円まで拡大している。「コロナ禍で加速したデジタルシフトの波を着実に捉え続けたことが、事業の成長につながっている」(中山亮太郎社長)と振り返る。

2022年は、「Makuake」で誕生した商品の流通拡大に向け事業者向けのサービスを強化していく。その根幹となるのが、法人のバイヤー会員が「Makuake」掲載商品を買い付けることができる「応援仕入れサービス」だ。

「今の『Makuake』には、消費者への販売だけでなく、卸企業が新商品の見本市として活用している側面もある。こうしたニーズに応えられるような機能を提供していく」(同)と話す。

本格開始を前に2021年7月から募集をしているバイヤー会員数は、すでに100社を超えているという。

「応援仕入れサービス」の第1弾として昨年末に開始した「オンライン展示会」では、対象の各商品にバイヤー会員向けの専門購入枠を設定し、商品の紹介と先行販売を行っている。従来のユーザーに向けた販売と平行して行うため、消費者の反響や売れ行きなどもリアルタイムで確認できる。

出品商品の追加も定期的に実施し、2月28日まで「オンライン展示会」を開催する予定だ。その後は、「オンライン展示会」の運用データなどを活用した「応援仕入れサービス」の機能拡張も計画している。


「Makuake」
https://www.makuake.com/




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