2022.01.21

【ECモールに聞く2022年の展望】「Makuake」中山亮太郎社長「流通網拡大の1年に」

マクアケ 中山亮太郎社長


双方に新たな市場を


――「Makuake」では応援購入という独自の消費モデルを打ち出している。

作り手のストーリーや、発見や体験などの付加価値とともに商品を提供する「応援購入」は、新しい消費の文化として消費者に徐々に浸透している実感を得ている。

作り手にとっては「0次流通」、消費者にとっては「応援購入」と双方に対して新しい市場の概念を投入していることは、非常にチャレンジングな取り組みだと考えている。

価格や利便性を追求してきた従来のECとは対極ともいえる商流だが、こうした新たな価値を追求し実現できていることが現在の成長にもつながっている。

市場規模としては、2025年までに年間応援購入総額を1000億円まで拡大することを中期目標としている。われわれのようなニッチなサービスが1000億円規模のプラットフォームにまで成長することは、数値以上のインパクトを市場に与えるだろう。

そこまで成長が続いたとき、世の中の消費の姿がどのように変わっているかについては、正直相当ワクワクしている。そういった思いで自身らを鼓舞しつつ、今年も精力的に取り組みを進めていきたい。

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