【ECモールに聞く2022年の展望】『楽天市場』野原彰人執行役員「絶好調を継続、さらに物流を高度化」

ライブコマースに挑戦

――2021年、再始動したライブコマースの狙いは？

ライブコマースは多くの出店者も関心がある。出店者の登録も殺到している状態だ。

ライブコマースは「楽天市場」の売り方からするとニッチな手法となるが、将来的にライブコマースが主流になる可能性もある。当社としてもライブコマースを試行錯誤しながら挑戦している段階だ。長い目で見れば国内でも定着すると思う。

現状ではアパレルなどが好調なようだ。アイテムの質感や着こなしをうまく言葉で伝えることができている。

――2022年の展望は？

物流をより高度化していきたい。「共通の送料込みライン」もしっかり取り組みつつ、物流サービスをより進化させていく。物流を高度化させることで、環境貢献にもつながると思う。注文の頻度は増えるが、配送の頻度は平準化できるといった世界観を出店者やユーザーと一緒に作っていきたい。