2022.01.07

【新春インタビュー】カタログハウス 松尾隆久社長「リピート商品を強化」


ウェブ直販強化


――ウェブの方も強化している。現状は?

ウェブも確実に伸びてはきているが、もう少し意識的に新規のお客さま開拓につなげていきたい。将来60代、70代になる40代後半から50代を開拓していけるようにしたい。これまではリスティング広告が中心だったが、今後は攻めの広告にもトライしていきたいと考えている。40代後半から50代に直販できる形をウェブで作り上げていきたい。

――「ピカイチ事典」の発行時期と部数は?

8月末に発行した。部数は約150万部で、5年ぶりの発行となる。「ピカイチ事典」を毎年発行するための商品を集め続けることが困難になってきたことを考慮して5年ぶりの発行となった。カタログ自体のコンセプトとしては年度版と位置付けているので、1年間このカタログで商品を売り続けなければならない。しかし、1年間価格が保たれる商品というのは確実に減ってきている。そこで、当社の販売価格より20%以上安く、複数のサイトで継続販売されたときは、過去6カ月以内に購入されたお客さまに、他サイトとの差額の半額を還元することにした。

――来季に向けた抱負あるいは意気込みをうかがいたい。

上半期はまずまずの結果で推移したので、下半期は課題である新規のお客さまを集めていくことに注力していかなければいけない。そのためには何が必要かといったら、やはり今後、「通販生活」「ピカイチ事典」もそうだけれども、原点に返って商品を集めることだと思う。しかし、先ほども述べたように雑貨商品の環境は極めて厳しい。現在、商品情報はスマホでも収集できる時代だから、社員全員から商品を公募している。「通販生活」で売れそうだというのは「通販生活」に関わっている当社の社員が一番理解しているわけで、それによって新商品を手厚くしていきたいと考えている。あとは先ほど述べたウェブでの直販の仕掛けを作っていきたいし、食品の取り扱いも強化していきたい。

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