2021.12.21

インアゴーラ、越境ECアプリ「豌豆公主」の旗艦店を東南アジア・台湾のECモール「Shopee」に出店

中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは12月15日、東南アジア・台湾で最大規模の ECプラットフォーム「Shopee(ショッピー)」に、越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」の旗艦店「W-JAPAN」を出店した。台湾・東南アジア市場に新たな販売チャンネルの確立を図り、日本企業の台湾・東南アジア進出への進出をサポートする。

インアゴーラは、日本の優れた商品やサービスをインターネットを通じて中国向けに展開する越境EC事業を展開。日本企業が海外進出を検討する際に課題となる「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」のすべてを解決するワンストップソリューション型の越境ECプラットフォーム「豌豆プラットフォーム」を運営している。



このたび、越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」の旗艦店「W-JAPAN」を「Shopee」の台湾ECサイトに開設した。「豌豆公主」では、自社独自のシステムにより多くの大手卸の仕入れチャンネルと連携し、越境ECに適した約1150ブランド、約1万8500種類にのぼる商品を取り揃える。これまでアリババグループが運営する中国ECプラットフォームの「天猫(Tmall)」など、中国のECプラットフォーム上に旗艦店を多数出店してきた。また、2020年10月より東南アジアのECプラットフォーム「Lazada(ラザダ)」との提携、ならびに東南アジア進出を開始している。このたび、新たな販売チャンネルとして台湾・東南アジア市場をターゲットとしたプラットフォーム「Shopee」への出店を開始した。

インアゴーラがこれまで中国や東南アジア向けに事業を展開する中で培ったサプライチェーンの強みや、日本人以外の海外の消費者に向けた日本商品の魅力を伝える充実した独自のコンテンツを活かし、「Shopee」を通じて新たな販売チャンネルの確立を図る。日本商品の人気が高い台湾より出店を開始することで、豊富なラインナップにより、日本商品に興味関心の高い台湾の消費者に日本の優れたブランドや商品を紹介し、、日本企業の台湾へ進出をサポートする。

台湾市場においては、新型コロナウイルスの影響が広がり、ヒト・モノの移動や各国の経済活動が強く制限されるなか、EC市場はさらなる拡大を続けている。経済部統計処の統計データによると、2020年の台湾インターネットショッピングの売上高は3400億台湾ドル(約1兆3080億円)を超え、過去最高記録を更新した。2021年も引き続き成長し、対前年比成長率は15%以上を維持する見込みとなっている。



2015年にシンガポールで設立された「Shopee」は、東南アジア・台湾で最大規模のECプラットフォームで、現在ではシンガポールをはじめ、マレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ブラジルを含む計8地域で、それぞれ各マーケットプレイスを展開している。台湾では、ECサイトの「蝦皮購物」としてモバイルに特化し、特に20~30代の年齢層をはじめとして、多くの消費者から支持を得ている。台湾でのECサイトへの訪問者数においてもトップクラスの地位を確立している。

インアゴーラは、拡大を続ける台湾のEC市場において、高い日本商品へのニーズに対応すべく、今回の出店に至ったとしている。今後もより多くの日本商品を中国および台湾・東南アジアの顧客に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しむ場を届けるとしている。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事