ブリック&モルタル(従来型の店舗販売)の融合
ショッピングエクスペリエンスは、すでに過去数年の間に、オンラインとデジタルタッチポイントへと劇的に移行しました。Eコマースは、世界中で製品を展開するブランドにとって、注力すべき唯一の重要要素となりつつあります。
その結果、個々のEコマース施設は、よりマクロなレベルで活用され、小売業界での重要性が増しています。
しかし、小売業界が維持しなければならないのは、店舗でのショッピングエクスペリエンスの進化です。店頭で商品に触れ、試着し、ブランドと対話することができるなど、個人的なショッピングエクスペリエンスを大事にする人たちが必ず存在します。
多くの消費者は店頭よりもオンラインショッピングを好む傾向がありますが、お客さまに店頭まで足を運んでいただくことは、より大きな買い物につながります。フォーブス誌によると、実店舗を訪れた買い物客の71%が50ドル以上の買い物をしているとしています。
小売業界は、究極のショッピングエクスペリエンスを提供するために、eコマースと実店舗との融合を検討する必要があります。
eコマースと実店舗の融合にはいくつかの方法があり、すでに実施されているものもあります。
【<プロフィール>鴨 弘司(かも・ひろし)】オートストア・システム
社長兼ビジネス・デベロップメント/パートナーマネージャー
物流倉庫でピッキングを行うロボットストレージシステム「オートストア・システム」を提供するAutoStore (オートストア)の日本法人、オートストア・システム株式会社の社長兼ビジネス・デベロップ メント/パートナー担当マネージャーとして、日本市場での事業開発を担当。 インテル株式会社の執行役員・業務執行統括本部本部長を務めるなど、国際ビジネス、テクノロジー の分野で20年以上の経験を持つ。