2021.04.02

【<特集>ペット防災用品】 ペットの防災意識向上がECに影響


【ペット用防災バッグ&ケージ】避難先での衛生保つ 防災バッグなど受注増


ペット商品をEC展開する各社では、避難所でも衛生的に過ごすための実用性と、持ち運びを重視した機能性を兼ね備えた商品が反響を呼んでいる。東日本大震災の発生から10年目を迎える今年、例年よりも引き合いが強まっている。ペット防災の意識の高まりとみている。

たかくら新産業が販売しているペット用防災バッグ「BOUSAI GO BAG(ボーサイ ゴー バッグ)」は、今年に入ってから、前年同時期比4~5倍のペースで受注が伸びている(3月29日現在)。これまでの累計販売数は約1000個。ふんを入れる防臭性のある袋など7品目のセットで、人間の防災バッグの中に入れたり、普段から車のトランクに入れておけるようコンパクトにした。価格は税込3190円。


「BOUSAI GO BAG」

猫のとびらが販売する猫向けの防災ゲージ「いっしょに避にゃん」も、消費者の関心の高まりから、特に3月上旬は販売サイトのアクセス数が増加したという。


「いっしょに避にゃん」

同商品は避難所で使うことを想定したケージ。付属の猫用トイレをケージ内に設置できる。「猫は通常、犬のように外では排泄しない。通常のキャリーバッグでは、避難所で過ごすには狭すぎる。製造元と話し合いを重ねながら、避難所で使えるケージを開発した」(山下初子社長)。折り畳んで持ち運ぶことができ、工具なしで簡単に組み立てられる。

価格は同1万9800円で、猫用トイレと持ち運び用のトートバッグも付属している。

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