2020.08.12

【注目通販企業に聞く】MOA 山口龍平社長「2020年6月期売上高は540億円見込む」

山口龍平代表取締役社長


顧客接点強化が差別化の要因に


――今期(2021年6月期)の方針は。

多様な新商品を取り扱い、お客さまに提供していくという基本的な方針に変わりはない。PB事業の売り上げついては、今期で50億円を超えていきたいと考えている。

今は、ユーザー自身が利用するチャネルやポイントなどで幅広い選択肢を持ち、買い物をする時代だ。そうした多様なニーズに対応できるよう、自社サイト以外のECモールへの店舗展開も積極的に検討していく。各サイトでは、従来のクレジットカード決済に加え、他のキャッシュレス決済への対応も進めている。お客さまとの接点を広げていくという意味で、できることはしていきたいという考えだ。

ECという、接客の限られたサービスにおいて、サイト・配送・コンタクトセンターなど、お客さまとの接点にしっかりと向き合い、取り組んでいる。こうした細かいことの積み重ねが、徐々に社内やお客さまにも浸透し、他社との差別化につながっているのかなと感じている。
ITサービスというよりも、商品を販売させていただくという小売業の基本的なビジネスを目指して、商品やサービスの一つ一つを大切にするという考えを今後も大事にしていく。

自社の企業理念でも打ち出している「品ぞろえ」「価格」「利便性」は、ECの基本事項であり到達点。業務やお客さまとの接点を通じて、その一つ一つのレベルアップを着実に積み重ねていきたい。

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