2020.08.12

【注目通販企業に聞く】MOA 山口龍平社長「2020年6月期売上高は540億円見込む」

山口龍平代表取締役社長


会社が持つ使命をコロナ禍で再認識


――コロナ禍の影響は。

2月以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕入れや物流が止まる懸念があったものの、売り上げ自体は順調に伸びている。EC市場全体と同様に、巣ごもり需要・リモートワーク需要に訴求する商材が拡大している。

緊急事態宣言発令の手前くらいで、会社として取るべき指針についてミーティングを実施した。そこで出た結論は、生活家電をECで販売している当社は、こうした事態において、より質の高いサービスを提供していくことが求められている業種だということ。その認識を社内共通のものとして業務にあたっている。

緊急事態下で必要とされている商品を、お客さまに提供するためにも、物流・コンタクトセンターを止めるわけにはいかない。感染リスクの軽減のため、在宅化やマスクの配布といった対策を行いつつ、運用を継続している。

――事業方針の変更はあったか。

家電をメインとして扱いEC事業を展開していく中、コロナ禍の状況下で求められる商品が、われわれが伸ばしていこうという商材であったので、方針が大きく変わることは現状ない。

どちらかというと、それらをいかに確実に速く、お客さまのもとに届けるか。増える需要に対して100%の対応ができるよう取り組んでいくことが、今後、より大事になってくると考えている。


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