2023.12.06

アピ、多様な剤形のドリンク・ゼリーをOEM供給 高い技術力で多様な差別化を提案


健康食品受託製造最大手のアピは、多様なドリンク・ゼリー製剤をOEM供給できる技術力を備えている。①原料加工②処方設計③剤形・包装仕様――の各側面から、多様な差別化を提案できる。機能性表示食品の飲料の開発・製造も行える。



飲料製剤の差別化・高付加価値化に貢献


同社では、多様な原料加工技術を持っている。OEM供給する飲料製剤の差別化・高付加価値化に大きく貢献するという。

例えば、機能性原料に、①ナノマシンによる微粒子化 ②酵素処理によるペプチド化・低分子化 ③発酵法による機能性の向上④高圧乳化による油溶成分の水溶化――などの原料加工を施すことを提案できる。



「微粒子化」や「低分子化」は、吸収性の向上につながる。「発酵」によって、機能性が大幅に高まるケースもあるという。

近年は、自社工場に独自の加水分解設備も導入。加水分解は、アレルゲンフリー食品やPBF(プラントベースフード、植物性食品)の開発に役立つ技術としても注目されている。

同技術を応用すれば、オーツミルクの開発も可能。同社では、オーツミルクの原料となるオーツ麦糖化液「OAT(オーツ)糖化液」の供給を行っている。

同社では、独自の原料を新たに開発する提案も行える。特定のクライアントのために、植物素材などから、独自性の高い機能性成分を抽出し、「留め型原料」を開発した実績も多数持つ。加水分解技術を用いた、オリジナル原料の受託開発の提案も行っているという。

開発したオリジナル原料を配合することで最終製品の高付加価値化・差別化にも大きく貢献する。開発した新原料について、「長良川リサーチセンター」で、機能性・安全性のエビデンスを取得することもできる。


処方の開発・提案力にも強み


同社は、処方の開発・提案力にも強みを持つ。同社の充実した開発提案力を下支えしているのが、作用機序(メカニズム)に着目し、エビデンスベースで処方設計・製品開発を行うプロジェクト「API’sCF(以下CF、アピズシーエフ、コンセプトフォーミュレーション)」だ。CFを活用することにより、エビデンスに基づいた、効果・体感を重視した製品設計が可能になるという。

製品コンセプト・訴求点・販路・顧客ターゲットなどに合った、差別化された、最適な処方・配合素材を、迅速に提案できるようにするのがCFの目的。CFでは、健康・美容に関する悩み・コンセプト別に、作用機序を、提案資料の形でまとめ、分かりやすく〝見える化〟する。CFの制作は、同社の専門研究員が学術論文などのエビデンスに基づき行っている。製品の差別化に大きく役立つ取り組みだという。

アピでは、機能性表示食品の総合支援体制も整えており、機能性原料やSRの調査・探索から、商品の開発、申請手続きに至るまでをワンストップでフルサポートできる。


多様な剤形の飲料製造が可能


同社は、小ビンや大ビンから、リトルPET、ブローパックまで多様な剤形の飲料の製造が可能だ。ニーズに合わせた剤形で、ドリンクを製造できる。



飲料関連では、小ビン(30、50、100ミリリットル)、大ビン(180~900ミリリットル)から、リトルPET(50、65、100ミリリットル)、ブローパック(0.5~20ミリリットル)、アルミ缶(100、120ミリリットル)、液体三方(3~50ミリリットル)までの製造に、自社工場で対応できる。大ビンは、丸ビン・角ビンにも対応可能。高粘度原液の充填もできる。

リトルPETは、肉厚で高級感を演出できる小型ペットボトルだ。機能性飲料の差別化に貢献する。肩口までのセミシュリンクや、キャップ上部までのフルシュリンクをかけて、高級感をさらに高めることもできる。

50、65、100ミリリットルならば汎用容器で対応可能。「扱いやすい」点も高評価を得ている。高所から落としても割れたり凹んだりしない耐衝撃性を持つ。軽量で、高い携帯性を備えている。アピでは日産15万本以上の製造が可能。3万本(30本入り1000ケース)の小ロットにも対応できる。

ブローパックは、密閉性が高く、成分を濃縮した液体サプリなどに最適だ。

同社は、ゼリーの食感なども含め、飲料・ゼリーの味付けにも強みを持っている。味付けの技術が評価され、コンペに勝ち、商品化されるケースも増えているという。

顧客企業が満足するまで何度でも試作を繰り返す。顧客企業が工場に来て、試作に立ち合い、共同で開発するといった支援も行っているという。


・アピ
https://api-odm.com/







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