2023.10.05

ネオ・ウィング、静岡県富士市に新倉庫を開設 ロジスティードと連携

静岡県富士見市に開設した新倉庫外観

越境EC支援や世界150カ国への物流代行サービス「NEOlogi」を提供するネオ・ウィングは9月、静岡県富士市にネオロジの第2拠点となる新倉庫を開設した。

庫内業務は第1拠点と同様に、ロジスティードの子会社で物流サービスのロジスティード中部に委託。今後もロジスティードのグループネットワークを活用してネオロジの物流センターを拡大していく計画だ。


▲クラウド型物流代行サービスを提供

富士市の新倉庫では、海外ユーザーにメリットがある欧州向けのVAT前払い(IOSS制度)への対応を可能にしている。IOSSは、「Import One Stop Shop」の略称で、2021年7月に欧州連合(EU)で導入された制度。
 
IOSSに登録すれば、輸入のVAT(付加価値税)が免除され、通関がスムーズで短時間に行われる。「欧州への越境は、IOSSへの対応があるかないかで、大きな差がある」(黛将広取締役)と話す。
 
ネオロジは2020年6月から提供を開始。ネオ・ウィングが主力事業として手掛ける越境EC運営のノウハウをネオロジに生かし、着実な成長を続けている。
 
導入社数は600社を超え、ベイスやショッピファイなどカートシステムとの連携先も増やしている。


▲サービス連携により、出荷指示をするとその後の処理は自動で完了する
 
月間の出荷件数は、国内外で7万件以上となる。「海外のプラットフォームとも連携を進めている」(同)と言い、今後も業容拡大を図っていく姿勢だ。






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