2023.10.04

Shopee、東南アジアと台湾の消費者の購入意識調査結果を発表 消費者の購買意欲は依然高い

東南アジア・台湾最大規模のEコマースプラットフォーム「Shopee」の日本法人ショッピージャパンは、東南アジア、および台湾における消費の見通しや購買意欲について調査を実施し、その分析結果を公開した。48%が今後6カ月の支出が「上がる」と予想していることなどがわかった。消費者の買い物意識の変化やカテゴリの購買意欲などのインサイトを共有し、「Shopee」のセラーを支援する。

「Shopee」は、東南アジア・台湾最大規模のEコマースプラットフォーム。世界の景気が近年不透明な状況に直面していることから、現地消費者の買い物に対する独自の意識調査「東南アジア及び台湾における消費意向に関する調査」を実施した。

調査期間は2023年5月7日~5月19日、調査対象は過去6カ月間に購入履歴のある「Shopee」の現地ユーザーで、約1万2000の有効回答を得た。景気が不安定な時期においても、Shopee」のセラーが活躍できるよう、消費者の支出や買い物意識への変化、各カテゴリの購買意欲などのインサイトを共有する。

今後6カ月の景気見通しについてたずねた問いでは、約77%の回答者が景気に対する見通しが「どちらでもない」、または「やや成長する」を選択した。消費者の大半は、今後6カ月の景気は現状を維持する、または少し回復すると考えていることわかった。

全回答者のうち、消費者の懸念点トップ3は、「物価上昇」「生活の質低下」「個人ウェルビーイングの悪化」となった。

今後6カ月で毎月の平均支出がどのように変化するかの予想をたずねたところ、もっとも多い48%の回答者が「上がる」と回答した。



支出が上がる理由のトップ3は、「物価上昇」「必需品の購入増加」に加え、これから盛り上がりをみせるセール商品など「今後出てくる割引商品の自発的な購入」となった。



一方、先の問いで今後6カ月間の毎月の平均支出について「維持する」または「下がる」と回答した人に主な理由をたずねたところ、「割引商品しか買わない」「低価格の代替商品を購入」「購入頻度を減らす」がトップ3となった。回答者の多くが長期的にコストを削減するため。商品のまとめ買いを行う傾向があるとしている。



カテゴリーごとの購買意欲をマーケットごとに分析したところ、シンガポール、台湾、フィリピンの消費者は「食料品」への支出を増やすと予想しており、マレーシアとタイの消費者は「ヘルスケアカテゴリー」の商品への支出を増やすと予想していることがわかった。さらにすべてのマーケットにおいて消費者は、「口腔ケア商品」と「日常用品」への支出を維持し、「ファッション」と「アクセサリー」の支出を減らすと予想していることもわかった。



調査の結果を受け、ショッピージャパンは、日本セラーにおいては、生活の質や個人のウェルビーイングが改善できる商品が現地の消費者に好まれることが予想されるとしている。例として「育毛剤」「コラーゲン」「キッチン用品(弁当箱、タンブラーなど)」を挙げ、こうした商品をお得感のあるキャンペーンのタイミングで消費者に提供できれば、購入確率を高め、商品のまとめ売りが可能であるとの見解を示した。

支出が維持する、または減ると予想されるカテゴリーでは、送料無料や価格割引券、フラッシュセールなど、より多くのプロモーションを実施することで自発的に購入される機会を増やし、もっともお得な購入方法を探している消費者の購買を促進することができるとし、年末にかけて続くキャンペーンを有効活用し、日本越境セラーとともに成長していく考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事