2023.08.30

楽天ラクマ、2つの購入代行サービスと連携 アジア地域への販売促進を支援

楽天グループは8月28日、フリマアプリ「楽天ラクマ」において、Letao Japan社が運営する台湾在住のユーザー向け購入代行サービス「台灣代購幫(台湾daigobang)」および、創創社が運営する中国、台湾、シンガポール、マレーシア在住のユーザー向け購入代行サービス「JpDeliver」と、購入代行における連携を開始した。アジア地域における連携先拡充により、越境取引の拡大を推進する。

「楽天ラクマ」は、楽天グループの運営するフリマアプリ。アジア、欧米などの地域において、日本のECプラットフォームなどの商品を購入代行するサービスとの連携を推進するなか、特にアジア地域における需要が高いことから同地域における連携を強化している。

8月28日には、アジア地域に在住するユーザーに向けて購入代行サービスを展開する「台灣代購幫(台湾daigobang)」および「JpDeliver」との連携を開始した。


▲「台灣代購幫(台湾daigobang)」サイト

「台灣代購幫(台湾daigobang)」は、Letao Japan社が提供する台湾在住のユーザー向け購入代行サービス。「楽天ラクマ」を含めたECサイトなどでユーザーに代わって商品を購入し、台湾まで商品を届ける。日本に物流拠点を構えており、迅速・丁寧・安心の商品配送サービスを提供している。

一方、「JpDeliver」は、創創社が運営する中国、台湾、シンガポール、マレーシア在住のユーザー向け購入代行サービス。日本のECサイトなどから商品の代理購入サービスを行い、独自のルートを通じて商品の仕入れから通関、配送までワンストップでサポートする。


▲「JpDeliver日本転送」サイト

今回の連携により、「台灣代購幫」「JpDeliver」のサービス対象地域に在住するユーザーによる、「楽天ラクマ」の商品購入が可能となる。これにより「楽天ラクマ」は、当該地域においてさらなる販路を拡大するとともに越境取引の活性化を図るとしている。

今回の取り組みは、「楽天ラクマ」での越境取引における購入代行サービスとの連携は10例目および11例目となる。さらに9月以降には、Letao Japanが運営する上海在住のユーザー向け購入代行サービス「上海樂淘(上海Letao)」、および深セン在住のユーザー向け購入代行サービス「深圳代購幫(深圳daigobang)」とも、12例目および13例目として連携開始を予定している。

今回の連携にあたり、Letao Japanは、「主にアジア地域を中心に購入代行サービスを展開する中で、日本文化や日本の高品質な商品に興味を持つユーザーが多い特徴があります。一方で、海外在住のユーザーが日本の製品を購入する手段は限られています。中でも一部のコレクターにとって、保管品質の良さや希少性から日本のフリマアプリで出品された商品への関心は特に高まっています。Letao Japanは日本のフリマアプリは魅力的な市場として考え、このたびの連携により取引のさらなる活性化を期待しています」とコメントした。

創創は、「弊社が提供する『JpDeliver』を利用している中国、台湾、シンガポール、マレーシアのお客様は、日本の良質な商品に興味をお持ちの方が多いため、今回『楽天ラクマ』と連携させていただくことになりました。『楽天ラクマ』との連携を楽しみにしており、一緒に素晴らしい商品とサービスを世界中に広めていけることを心より期待しております」とコメントした。

「楽天ラクマ」は今後も、個人や事業者が参加する取引を通じて、利用者に利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく、新たなECプラットフォームの構築に努めていく考えを示した。






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