2023.07.29

低アルコールブランド「koyoi」、スマドリとの共同開発商品を販売 飲むシーンから商品を開発

低アルコールカクテルブランド「koyoi」を運営するSEAMは7月28日、アサヒビールと電通デジタルのお酒の多様性を広める合弁会社スマドリと共同で、Z世代に好まれる低アルコール飲料の販売を開始した。過去複数回に渡って、スマドリが運営する東京・渋谷のバー「スマドリバー渋谷」にて、Z世代を招き、ワークショップを開催した。そこで得た情報や発見をもとに、新商品を開発した。

新商品名は「mellowlーメロルー夜風を感じるトロピカルミント」。”くつろぐ”を意味する「Mellow」と”まったり過ごす”を意味する「Chill」を掛け合わせた造語だ。新商品の開発では、最初に味ではなく、”飲むシーン”を考えた。酒を片手に過ごしたい”夏のシーン”をZ世代の声から導き、シーンにふさわしい味を開発した。


▲「mellowlーメロルー夜風を感じるトロピカルミント」

「ワークショップでは、Z世代の意外な点が明らかになった。Z世代はコロナが流行ったとき、学生だったため、それが明けた今、リゾートでお酒を飲みたい。高級ラウンジでお酒を飲みたいなど、派手に飲むことを好むと思った。だが、ワークショップを通じて、Z世代は古民家でお酒を飲みたい、居酒屋で仲の良い友人と飲みたいなど、日常の小さな幸せを大切にしたいということが分かった」(SEAM・石根友理恵代表)と説明する。


▲SEAM・石根友理恵代表(写真右)とスマドリ・京谷めい氏

この結果、新商品では、シーンを「マンションのベランダで夜風を浴びながら大切な人と飲む」に設定した。高級マンションではなく、4階のベランダから夜風を感じるところで、長年付き合っている恋人や心許せるパートナーと、深い話はしないで今日起こった出来事を話しているときに飲むと最適なお酒を開発した。
 
味は「夜風を感じるトロピカルミント」に仕上げた。パインアップルをベースに、ほろ苦いグレープフルーツと爽やかなミントの香りを配合した。夏に最適なすっきりとしたほろ苦い味だという。

商品は「koyoi」の自社ECサイト、「スマドリバー」、SUPER STUDIOと三井不動産が展開するOMOストア「THE [ ] STORE」で販売する。
 
「ECサイトへの集客方法では、ネット広告やインフルエンサーマーケティングではなく、『スマドリバー』から、ECサイトへの送客を目指していく」(同)と話す。







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