2023.07.30

冷凍食品ブランド「時空食堂」、オンラインショップ開設 駅弁の味を冷凍おにぎりで販売

ブランドモチーフは食堂車で、電車の旅をイメージ

食品パッケージ事業のシンギは23年5月29日、冷凍食品を販売するブランド「時空食堂」を立ち上げ、ECサイト「時空食堂 オンラインショップ」で販売を開始した。

第1弾商品は駅弁メーカー4社が協力し、名物駅弁の味をプロトン凍結機で冷凍食品にした「駅弁おにぎり」。各社の駅弁の「炊き込みごはん」をおにぎりにした。現在8種類展開している。今後も種類を増やしていく考えで、各エリアの主力事業の取引先に営業をする中で「駅弁おにぎり」の提案も行っている。

ブランドのモチーフは「食堂車」で、「駅弁」「旅の味」など電車の旅をイメージしている。「以前、旅行の際に食べた味かもしれない。懐かしさなど、ご当地の味を自宅で楽しんでもらいたい」(広報室の河村伸枝氏)と言い、パッケージには元の駅弁のデザインを模している。


▲おにぎりのパッケージは、元の駅弁のデザインを模している

オリジナル商品「駅弁おにぎり」以外にも、各メーカーのご当地弁当や、すしなどの冷凍食品も購入できる。

同社は21年から、菱豊フリーズシステム(本社奈良県)が展開する「プロトン凍結器」の正規販売代理店となっており、凍結器の販売も力を入れる。コロナの流行を機に、冷凍事業を始める食品メーカーが多く、一緒に何かできないかと考え、冷凍食品の販売チャネルを持つことにした。

「これまでBtoB事業のみだった。初めてのBtoC事業で、試行錯誤している。ブランディングやサイト構築、運営も社内で行っている」(同)。マーケティングチームで情報収集を行うなど、今後どのように認知を拡大し、継続していくか整理している。

今後は、ポップアップショップなど、オフラインで販売する機会を設けていくと同時に、海外進出も視野に入れている。「日本の文化である『駅弁』の味を海外に伝えられるブランドにしたい」(同)と言い、海外の展示会出展も考えているようだ。






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