ECサイトの利便性向上に貢献する「ZETA CXシリーズ」を展開するZETA(ゼータ)は、大手企業(ハイエンド向け)のECサイトから高い支持を得ている。CX(カスタマーエクスペリエンス)をベースにEC商品検索・サイト内検索エンジン、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン、ハッシュタグ活用エンジン、OMO・DXソリューション、レコメンドエンジンといった幅広いソリューションの導入を広げている。今回はECサイトがリテールメディアとして機能することが必要という山崎徳之社長に話を聞いた。
──サイト内検索の導入が順調に増えている。
EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH(ゼータサーチ)」については、ハイエンドのECにおいて引き続き好評で、順調に導入が増えている。最近1年間ではさらに加速しており、当社のサービスを並行して導入するケースもあり、取引金額が2倍に上昇している。製品同士の相乗効果もあり、より顧客満足度が高まっている。
当社が提供する製品の中で、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH(ゼータサーチ)」とレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE(ゼータボイス)」、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG(ゼータハッシュタグ)」の三つのサービスを組み合わせた導入が増えている。ファッションEC大手のアーバンリサーチでは、この三つの機能を導入し着実な成果につなげている。
ファッションECに加え、ディセンシア、プレミアアンチエイジング、丸井、そごう・西武といった企業にも導入が進んでいる。
──ハッシュタグを自動生成するソリューション「ZETA HASHTAG」も好調だ。
商品説明やUGC(口コミ・Q&Aなど)のテキストを解析してその商品にまつわるホットなキーワードを抽出し、ハッシュタグを自動生成する仕組みだ。ECサイトでは消費者が口コミやレビューなどを見て購買を決めることが多い点に着目した。すでに10社ほどのハイエンドのECに導入している。
世間のハッシュタグのニーズの高さに加え、クッキー情報などに基づき表示する「ターゲティング広告」の規制の影響もあり、どのようにサイトに流入させるかが課題だ。大手企業の危機感が強い傾向にある。こうした課題を解決するために、オーガニック検索に力を注ぐ手段としてハッシュタグはかなり有効な手段となる。
ハッシュタグに関するソリューションを提供する企業はそれほど多くない。当社の場合は、この口コミとハッシュタグをひもづけられることが強みだ。サイト内での回遊性が高まっていることで、サイト内検索でも相乗効果となっている。
当社のサービスでは口コミの投稿者のパラメータを取ることができる。例えば、ファッションECで「30代、女性、やせ型」などと入力して口コミができる。検索機能を活用することで、自分が求めている口コミを容易に探すことができ、購入の参考にすることが可能だ。2023年2月現在では累計900万件を突破している。口コミと検索機能が有機的につながることで、SEO対策にも効果を発揮することができる。
【ハッシュタグ例】【1】ユナイテッドアローズ様サイト上のハッシュタグ
URL :
https://zetacx.com/pressrelease/case/hashtag-engine/united-arrows-online-202304/2023/0404【2】アダストリア様サイト上のレビュー画面
【3】アダストリア様サイト上のレビュー絞り込み画面
URL :
https://zetacx.com/pressrelease/case/review-engine/adastria-dot-st-202111/2021/1116