【注目のCRMソリューション】ライフェックス、多彩なコンサル実績 LINEツールや専門講座も提供

コンサルティングを提供するライフェックスは、CRM領域に強みを持つ。これまで、化粧品や健康食品、アパレル、不動産など、さまざまなジャンルのコンサルティングを手掛けてきた。２０22年には、LINEコミュニケーションツール「LIneON（ラインオン）」の提供を開始。2023年4月には、“CRMのプロフェッショナル”を自社内で育成できる、「みんなのCRMアカデミー」のオンライン講座も開講した。

「みんなのCRMアカデミー」では、CRMにおけるKPI設定の仕方など、基本的なCRMの考え方を学べる。4カ月間で全8回の講座を受講するカリキュラムとなっている。第1回の講座には、アパレルや食品など、さまざまな業種の企業が参加した。CRM担当に配属になった新入社員や若手社員の参加が多かったという。

ライフェックスによると、講座の参加者に「CRMとは何か」についてアンケートを取ると、「リピート購入を促進するシステム」などといった回答が多かったという。ライフェックスでは、CRMを「データ分析に裏付けられたコミュニケーション設計」だと説明している。

一方、「ラインオン」では、CRM特化型のコミュニケーションツールだ。LINEでは6月から、企業の公式アカウントにおけるメッセージ配信の料金が値上げとなる。LINEを使った情報発信の見直しをする際にも、「ラインオン」が役立つとしている。

ライフェックスの工藤社長は、「コロナ禍を経て、顧客との関係の管理を重要視する企業が増えている。当社は、ブランディング・新規獲得・CRMの3つの分野で、企業のマーケティングをトータルサポートする」と話している。