2023.06.06

EC業務効率化の要!「一元管理システム」の正しい選び方とは?『TEMPOSTAR』に聞く


EC市場は拡大しているものの、さまざまなコスト高や人材難などにより、ECサイトの運営は厳しさを増している。より効率的な運営体制が求められる中、EC運営業務の効率化に役立つ最もメジャーなツールが「一元管理システム」だ。コロナ禍に多店舗展開するEC事業者が増えたこともあり、複数ショップの受注処理や在庫情報、商品登録業務を一括して管理できる「一元管理システム」のニーズは高まっている。一方でサービスが急停止してしまうシステムや、利用料金を値上げする「一元管理システム」もあり、システムを移行する動きも活発化している。2004年から「一元管理システム」を提供する老舗企業のSAVAWAY(サバウェイ)は、長年のノウハウや知見を集約した一元管理システム「TEMPOSTAR」を2015年にリリースした。ASP型の最新性や導入のしやすさと、カスタマイズ型の対応力や柔軟性を兼ね備えた「ハイブリッドカスタマイズ」モデルで導入企業を拡大している。そんな「TEMPOSTAR」を提供するSAVAWAYのアカウントセールスチーム マネージャー 稲津健人氏と顧客サポートチーム マネージャー 渡部大流氏に「一元管理システムの適切な選び方」や「導入から運用までに気を付けるべき点」などを聞いた。



――コロナ禍を経て、「一元管理システム」導入のニーズは高まっているのか?

稲津:当社にお問い合わせいただくお客さまは大きく分けて「新規導入」「他社システムからの移行(リプレイス)」の2つに分けられます。

「新規導入」では、「コロナ禍にECを始めました」という方が増えていると感じています。

「リプレイス」もコロナ禍の影響でEC事業が拡大し、業務が急増し、「既存のシステムでは運用面で課題がある」という方からのご相談が増えています。

消費者がコロナ禍にECを利用することに慣れ、自社ECサイトやECモールの違いを理解したり、使い分けする方も増えています。その流れに対応するため、EC事業者側も複数店舗展開せざるを得ない状況になり、運営面を効率化するために「一元管理システム」を導入するケースも増えていると思います。

「TEMPOSTAR」はASP型のように安価に標準機能で一元管理を実現することもできますし、カスタマイズで導入企業の要望に対応することもできますので、「新規導入」「リプレイス」双方のニーズに応えることができます。そのため、ご相談いただいた事業者さまの要望にフィットさせることができ、導入していただける確率が高くなっています。


▲SAVAWAY アカウントセールスチーム マネージャー 稲津健人氏

――「一元管理システム」を選ぶ際に失敗するケースは?

稲津:「一元管理システム」を選ぶ際に、単純に導入実績を見たり、価格帯だけで判断したり、知り合いのショップから勧められたりした情報だけで導入を決めてしまい、導入後に蓋を開けてみたら自社の求めているものに合っていなかったというケースが多いと思います。

ASP型で「できる」と聞いていたことが実際はできる範囲が限られていたり、例えばパッケージシステム型はカスタマイズに対応してくれるがECモールの仕様変更への対応が遅かったりと導入して初めて気付くケースがあります。

SAVAWAYは2004年から「一元管理システム」を提供している老舗ですし、2015年に「TEMPOSTAR」をリリースする際にこれまでの経験に基づいて、必要な機能を網羅的に取り入れています。導入企業さまの声やエンジニアが必要だと感じたものなどを長年を掛けて集約しています。

その実績や知見を生かして、お問い合わせのあった企業さまには「一元管理システムの選び方」として紹介させていただいています。

――「一元管理システムの選び方」の具体的な内容は?

稲津:「一元管理システム」を導入するのであれば、「こういうところまで考えた方がいいよね」というものを取りまとめたものです。



例えば商品管理では、「複数モールの商品登録を一括でできます」という説明があったとしても、実際は商品説明文は登録できても、画像のアップロードには対応していないシステムがあります。そうすると結局は商品画像を手作業でモールの管理システムで登録する必要があり、かなり手間がかかることになります。


▲商品画像も含めて商品情報をモールや自社サイトに一括登録できる

アップロードの件数も上限があるケースがあります。1000件まで一括アップロードできないシステムの場合、3万点の商品があったら登録するために何十回も登録作業を繰り返さないといけません。

「TEMPOSTAR」ではECモールごとに商品情報を別々に持つこともできます。各モールと自社ECサイトで商品名や販売価格などを分けて登録することができます。

複数倉庫対応を気にされている事業者さまも多いです。ASP型だと複数倉庫での商品出荷に対応していないシステムもあります。


▲複数倉庫の在庫連動や商品出荷にも対応

サポート面でも、他社のシステムではフォロー体制が弱かったり、電話がつながりにくかったりする話も聞きます。対応チャネルもメールだけというシステムもあります。サポートの質も見ていかないと、導入から運用開始までに時間がかかったり、思うようにシステムを使いこなせないケースも生じます。

このような「一元管理システム」の導入でつまづきやすいポイントをまとめて、導入を検討しているお客さまの参考になるように紹介させていただいています。

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