2023.06.06

EC業務効率化の要!「一元管理システム」の正しい選び方とは?『TEMPOSTAR』に聞く


――運営業務の自動化でも違いがあるのか?

稲津:「TEMPOSTAR」では「受注タグ」という機能で、受注処理の自動化に対応しています。イレギュラーな受注については振り分けて手動で処理することも可能です。

自動で受注を振り分ける機能をオプションやアプリとして有料で提供しているシステムもあります。「TEMPOSTAR」では標準機能で対応可能です。


▲標準機能で受注処理の自動化に対応

AmazonのFBAやヤマト運輸のフルフィルメントサービスを活用している店舗さまでは、受注から出荷指示、顧客へのメール送信まで全てを自動化することもできます。

さらに、オプションを使っていただければ、ルール設定に応じて、イレギュラーな受注情報を自動的に書き換えて、スタッフが手間をかけることなく処理することもできます。

もっと複雑な自動化を実現したい事業者さまには、カスタマイズでご対応させていただくことが可能です。

――カスタマイズや外部連携で気を付けるべきポイントもあるのか?

稲津:カスタマイズ対応しているシステムでも、ベースとなるシステムが提供時期によって複数のバージョンが存在しているケースがあります。この場合、ECモールの仕様変更にもそれぞれのバージョンで対応していく形になるので、仕様変更への対応が遅くなり、待たされてしまうことがあります。


▲「TEMPOSTAR」はベース部分をアップデートすると全社に適用される

そうなると思うようにサービス提供ができなかったり、競合店舗に先を越されたりすることがあります。「TEMPOSTAR」では、ベース部分はASP型と同様にパッケージとなっているため、ベース部分がECモールの仕様変更に対応すれば、カスタマイズ対応している店舗さまも同時にアップデートされます。

他にも外部サービスとサードパーティーのアプリで連携しているケースも確認が必要です。ECモールの仕様変更や「一元管理システム」側のアップデートに外部サービス側の対応が間に合っておらず、機能に不具合が生じたり、サービスが停止してしまうケースもあるようです。

バックヤード業務は、毎日の運用に関わる作業ですので、1日でも業務が止まってしまうと店舗様としては大変お困りになります。そのリスクが少ないシステムを選びたいということで、当社にご相談いただくケースが増えています。

――EC事業者の成長に応じてカスタマイズが必要になるケースもあるのか?

稲津:EC事業の成長に伴い、業務をより効率的に運用したいというニーズが出てきたり、連携したいシステムが増えてきたりすると、ASP型では対応しきれないケースがあります。

実は私も前職でECサイトの運営に携わっており、その経験をしています。安価な単機能のASPの「一元管理システム」を使い始めたものの、売り上げが伸びていくと、業務が大変になり、やりたいことも増えてきて、「今使っているASPではダメだ」となりました。

「一元管理システム」は日々の運営に使用するシステムなので、一度使い始めてしまうとなかなか切り替えづらい面もあります。仕方がないので現行のシステムが対応していない部分を手動でカバーし続けるようなケースもありますが、それもいつかは限界が来ます。


▲拡張性の高いハイブリッドカスタマイズのイメージ

「TEMPOSTAR」はASPとして利用できる標準部分がありつつ、オプションで一部の機能拡張に対応したり、さらに必要があれば本格的にカスタマイズを実現することができます。システム移行や運用方法の変更などのリスクがなく、機能を拡張できます。私がEC運営をしている当時に「TEMPOSTAR」があれば、絶対導入していたと思います。

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