2023.06.09

三井不動産、EC物流倉庫を公開 最新システム導入、最大8万SKUに対応

記者会見で発表する三井不動産のロジスティクス事業部長兼イノベーション推進室長 大間知俊彦氏(左)、商業施設本部 &mall事業室長 亀井俊介氏(右)

三井不動産は6月5日、物流業界の2024年問題を見据えた取り組みとして、物流DXやEC向けの新物流センターについて発表した。
 
公開したEC自動物流センターは、施設面積が約6000平方メートルで、3次元ピッキングシステムや自動製函機、寸法測定システムなどの設備を備えた。
 

▲IHI物流産業システムの3次元ピッキングシステム「Skypod」を導入

導入したピッキングシステムは、IHI物流産業システムの「Skypod(スカイポッド)」。倉庫内で、最大で8万SKUに対応できる。


▲Skypodロボットがピッキングステーションまで専用バスケットを自動搬送

共同配送を促進して積載率の向上などにも寄与していく。
 
同社が運営する三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」の倉庫としても稼働する。従来の倉庫と比較すると、最大出荷能力が1日当たりで2倍以上になる。倉庫内作業の人件費は約2割削減できるという。アンドモールは、約420ショップが出店し、数十万アイテムを取り扱っている。
 

▲ピッキングステーション

また、他の荷主にも倉庫をシェアリングすることに関しては「アンドモールなど、当社と近しい荷主に対して広げていく予定」(三井不動産)と言う。
 
同日の発表会では、総合ディベロッパーとしての強みを生かし、「物流変革プラットフォーマー」として、2024年問題の解決に取り組んでいくとした。








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