味の素AGFが販売する「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」の売れ行きが好調だ。初年度の販売数は、当社計画の1.2倍になった。インフルエンサーを活用し、手軽に「腸活」ができると周知したことが奏功した。
「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」は、日本で初めて「コーヒー豆マンノオリゴ糖」の配合に成功した健康コーヒーだという。抽出後のコーヒー粉には、「脂質」「タンパク質」などのさまざまな成分が含まれている。その中の「マンナン」という成分を原料に、抽出・精製したオリゴ糖が「コーヒー豆マンノオリゴ糖」だ。
「コーヒー豆マンノオリゴ糖」の特徴は、①少量の摂取で効率的に腸内環境を改善する ②コーヒーの味に調和しやすい ③本来廃棄物となる抽出後のコーヒー粉を有効利用するため環境に優しい――ことがあるという。
「飲むだけで簡単に『腸活』ができることが強み。『腸活』をするために、何かを止める必要もなければ、何かサプリを取る必要もない。いつも飲んでいるコーヒーをこの『ブレンディ 毎日の腸活コーヒー』に置き換えるだけで、『腸活』ができる」（コンシューマービジネス部 マーケティング第2グループ 桐山雅亘氏）と説明する。
▲『ブレンディ 毎日の腸活コーヒー』商品の認知拡大方法として、インフルエンサーマーケティングに注力している。コーヒーが好きな人、丁寧な生活を送っている人、健康を大事にしている人、美容を意識している人、「腸活」を日々研究している人などに商品に関する投稿を依頼している。
「『腸活』といっても、痩せたい人もいれば免疫を高めたい人もいる。目的は人それぞれなのだ。ある程度の決まりはあるが、さまざまなインフルエンサーに依頼をして、幅広い顧客層に商品情報が届くことを意識している」（同）と明らかにする。
2023年3月には、新サイズとしてスティックタイプの販売も開始した。「ブレンディ」の次なる主力商品として、販売を強化していく方針だ。
