2023.04.25

アリババグループ、中国への越境ECは年平均成長率約20%を維持 国際消費品博覧会でトレンドや新製品発表

Tmall Globalは3年連続で消費博に出展(写真提供:アリババグループ)

アリババグループはこのほど、越境ECプラットフォーム「Tmall Global(天猫国際、Tモールグローバル)」において、4月10日から中国海南省海口市で開催された「第3回中国国際消費品博覧会」に出展し、500以上の海外ブランドとともに最新の中国輸入消費トレンドと新製品を発表した。

アリババグループの「Tmall Global」は、4月10日から中国海南省海口市で開催された「第3回中国国際消費品博覧会」(以下:消費博)に出店した。500㎡もの展示エリアを確保し、中国の若者に人気のサイクリング製品、スポーツ&アウトドア製品、クリーンビューティー製品、世界の100銘酒や珍しい香水などを含む新消費トレンドを紹介。「Tmall Global」におけるクリーンビューティー新ブランドの取引高は、前年比236%に増加した。


▲Tmall Globalは第3回消費博にて海外ブランドの新商品40種類を発表(写真提供:アリババグループ)

さらにTmall Globalは、新製品発表会を開催。日本のファンケルグループ傘下の高級美容ブランド「BRANCHIC」、ドイツのボディケアブランド「WELEDA」、オーストラリアのペットヘルスブランド「PAW」、オーストラリアのプロバイオティクスブランド「Inner Health」、アメリカの人気美容ブランド「HONEST」など、10以上の新海外ブランドの合計40種以上の新製品を紹介した。「BRANCHIC」は、肌本来の力を発揮できるようになるエッセンスマスク、「WELEDA」は中国市場では初めての頭皮ケア製品、PAWは中国市場向けの新たなペット栄養補助食品シリーズをそれぞれ発表した。

会場に足を運ぶことができない消費者は、「タオバオ(淘宝)」アプリの「Tmall Globalチャンネル」の「消費博コーナー」から、今回の「消費博」で展示された海外ブランドの新製品を閲覧が可能だ。

中国の越境ECは、過去3年間の年平均成長率約20%を維持しており、中国の消費市場において成長の原動力となっている。現在、90以上の国や地域の約4万の海外ブランドが「Tmall Global」を通じて中国の消費者に商品を販売しており、物流、倉庫、サプライチェーンなどの改善により、消費者の手元に商品が届く時間は短縮している。

「Tmall Global」ゼネラル・マネージャーの董臻貞(ドン・ジェンジェン)氏は今回の出店について、「消費博は、世界のブランドに発表の舞台を提供し、中国と海外の流通促進に尽力しています。『Tmall Global』は、消費博を活用し、中国本土の消費者により多くの世界中の新製品やトレンドを紹介することに取り組んでいます」とコメントした。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事