【LIGUNA】新規の9割をオンラインで獲得 ブランドや商品の構築模索
「あきゅらいず」ブランドで化粧品の通販を手掛けるLIGUNA(リグナ)では現在、オンラインでのマーケティングに特化した展開を行っており、新規顧客の9割以上をオンラインで獲得している。同社では今後、「あきゅらいず」に次ぐ柱となる、ブランドや商品の構築を模索していくとしている。
リグナでは現在も、ユーグレナグループに入る以前と同じく、洗顔料の「泡石(ほうせき)」などの3点セットが、売り上げの9割を占めている。
かつては、新規顧客の獲得が、オフラインとオンラインで半々だった時代もあったという。2022年1月の時点では、新規顧客のほぼ100%をオンラインで獲得するようになっていた。2022年1月時点では、さまざまな理由から、紙媒体のレスポンスが難しくなっていたため、オンラインに振り切る戦略を取っていたという。
▲代表取締役 福本拓元氏現在は、行動制限の緩和などの影響により、オフラインの獲得効率が復活する傾向にあるという。そのため、紙媒体の広告出稿も、徐々に復活させている。
「あきゅらいず」の特徴は、丁寧な電話・チャットによるカウンセリングにある。コロナ以降は、「すはだトレーナー」と称するスタッフが、オンラインで、商品の使い方をレクチャーしたり、肌の無料カウンセリングを実施したりしている。
「あきゅらいず」はコロナ以前、リアルイベントを実施して、ロイヤル顧客を招待する取り組みを積極的に実施していた。その結果として、熱狂的なファンとロイヤル顧客を多く生み出してきたという。
オンライン主体になった現在も、その考えと取り組みは継続している。顧客一人当たりのLTVは高まり続けているそうだ。
2023年は、「あきゅらいず」のブランドコンセプトにマッチした、二つ目の柱になるブランドや商品を模索していきたいとしている。