2023.03.10

DCアーキテクト、AIによる薬機法チェック&リライトツール「機械良⽂」β版(無料)をリリース

通販広告の法的チェックを行う薬事法広告研究所を運営しているDCアーキテクトは3月1日、独自開発のAI(人工知能)が薬機法に即した広告表現をチェックおよびリライト(代替)案を提案するツールの提供を開始した。

ツールの名称は「機械良⽂」。化粧品、健康⾷品の広告(テキスト、URL、画像)を⼊れるだけで、薬機法のリスクチェックだけでなくリライト案まで提案する(β版では化粧品を先⾏して公開している)。

特徴は以下の通り。

①無料で利⽤可能 簡単な登録を⾏うだけで、誰でも無料で使⽤することができる。2023年5⽉中旬からは、機能をアップグレードした有料版をリリースする。

②リライト案を提案 リスク部分が分かっても、「どんな⾔葉に置き換えればいいか分からない」という声に対応し、複数のリライト案を提案する。

③2008年設⽴して15年にわたり広告表現の薬事広告コンサルティングを⾏ってきた薬事法広告研究所が監修を行っている。262社(2023年2⽉現在)の取引先から、年間1万件を超える広告チェックの依頼が寄せられている。

④4万5000件を超えるデータ 過去に薬事法広告研究所で蓄積したノウハウから、5万件を超えるデータをもとに開発したAIツールとなっている。

DCアーキテクトが運営する薬事法広告研究所は、薬機法や景表法など関連法規のリスクチェック、またそのリライト案の提案といった 薬事広告コンサルティングサ ービスを提供している。それらは主に法⼈向けとして展開しているが、近年は個⼈として活動する「ライター」「アフィリエイター」「インフルエンサー」といった人にも、薬機法をチェックする必要性があることが分かってきた。

まず3⽉1⽇、機械良⽂β版(無料)を公開する。化粧品が対象で、テキストは1回当たり200⽂字まで。利⽤回数の制限はない。

今後は2023年5⽉中旬、機械良⽂ 正規版(有料)を公開予定。化粧品:テキスト、URL、画像に対応、5000⽂字/回、利⽤回数制限なし。2023年7⽉初旬、機械良⽂ 健康⾷品にも対象を拡⼤予定。チェック精度、リライト案の充実など、随時、学習機能のアップデートを⾏っていく。

薬機法のチェックには専⾨的な知識が必要なだけでなく、多くの時間を要するという課題が存在する。そこで「機械良⽂」は⼀次チェックの時間を⼤幅に短縮し、薬機法を順守しながら、より多くの時間を本来の⽬的である「魅⼒的なコンテンツ制作」というクリエーティブな業務に使ってもらうことを⽬的として開発したという。


・機械良⽂
https://www.kikairyobun.com





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