オリゼ、米こうじ製品の認知拡大へ 2億円の資金調達を実施

米こうじ製品ブランド「ORYZAE（オリゼ）」を展開するオリゼはこのほど、総額2億円の資金調達を実施したと発表した。調達資金は新商品の開発、販路開拓、米こうじの研究開発費などに充当する。売り上げの増加とともに、米こうじ製品の認知拡大を図る。
　
投資ファンドのCA Startups Internet Fund3号投資事業有限責任組合、epiST Ventures 1号投資事業有限責任組合、ナント　CVC3号あけぼの投資事業有限責任組合などから資金調達を実施した。


▲米こうじ商品や販路の可能性を模索する

調達資金を生かし、①商品、販路を含めた砂糖代替甘味料としての新たな可能性の模索 ②「ORYZAE」の有用性に関する定量的な研究分析の実施 ③新たなパートナーとの量産体制の構築――などに注力していく計画だ。




「さらに当社を利用してもらうために、食に詳しい教授や研究機関と連携して、こうじや発酵が作り出す栄養素や健康エビデンスを明らかにする。認知を広げるために、ECサイトだけの販売ではなく、行政やメーカーに働きかけたり、ティックトッカーにPRを依頼したりして、さらなる事業加速につなげていく」（小泉泰英代表）と語る。