2022.12.12

【カラクリのセミナーレポート】ビームスの矢嶋氏など登壇 今後のEC戦略は「オムニチャネル」が鍵


顧客ケア、物流、商品マスタの管理注力


3つ目のテーマは「ECにおける成長戦略を考えていく上で、どこを抑えなければいけないのか」。

ECに関しては、「購入後のケア」「物流整備」「商品マスタの整備」を抑える必要がある。現在商品の購入場所がEC・実店舗とシームレスになっている。特定の店舗で受け取りたいという場合は、実店舗同士で商品在庫を移動する必要性も出てくる。

「店舗売り上げ、EC売り上げとこだわっている場合ではない。BtoBとしての商品移動はBtoCよりも楽なため、早急な『物流』体制の整備が必要になってくるはずだ」(CaTラボ 逸見代表)と説明する。


▲CaTラボ 逸見光次郎代表


注目すべき海外サービスも


海外には面白いサービスもある。逸見氏は米国に行った際に「アマゾンスタイル」の仕組みに驚いたという。

「アマゾンスタイル」はアマゾン初のアパレルの実店舗。消費者は事前にウェブやアプリで今日着たい服やアイテム、着用シーンなどを申し出る。その後「アマゾンスタイル」の実店舗の試着室に行くと、消費者の希望に沿った洋服が、試着室に用意されている仕組みだ。

色違いやサイズ違いを希望する場合は、試着室にあるタッチ式モニターで申請すると、店員が持ってきてバックヤード側の棚に置いてくれる。ランプが付いたら扉を開けて受け取るAmazonのプラットフォーム戦略として注目されているサービスだという。


■カラクリ
https://karakuri.ai/








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