DGフィナンシャルテクノロジー、スクデットと連携 AI不正検知システム「Sift」を提供

決済代行のDGフィナンシャルテクノロジー（DGFT）は10月3日、EC不正対策のスクデットと提携し、AIを活用した不正検知ソリューション「Sift Digital Trust ＆ Safety Suite（シフト・デジタル・トラストアンドセイフティー・スーツ、以下Sift）」の提供を開始した。EC事業者の不正対策強化を支援するとしている。
　
「Sift」は、クレジットカードの不正利用やアカウント乗っ取りといった、ECサイト上での不正や悪用を、AIにより即時に識別する不正検知・防止ソリューションだ。チャージバックなどの不正被害を削減し、不正対策に関するオペレーションを効率化。収益増加を実現する。「Sift」では、ECサイト内でのユーザーの行動全体をモニタリングし、AIが機械学習する。そうしたデータに基づき、リアルタイムでリスク判定を行っている。巧妙化する不正を逃すことなく検知できるという。

スクデットでは、毎月700億件以上のユーザー行動のデータを収集している。これらのユーザー行動をリアルタイムに学習し、AI・機械学習モデルに反映しているため、より精度の高い検知が可能となるという。
　
EC事業者には、一層の不正対策強化が求められるようになっている。そんな中、EC事業者がよりニーズに適したサービスを選択できるよう、DGFTでは、「Sift」の提供を開始するに至ったとしている。