2022.10.12

ソウゾウ、「メルカリShops」が一元管理システムとAPI連携 年内にワサビとNOVASTOのサービスから

ソウゾウはこのほど、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops」において、ワサビとNOVASTOと連携し、両社の提供するEC一元管理システムとのAPI連携を年内に開始すると発表した。EC一元管理システムを通した「メルカリShops」の商品在庫管理・受注管理を可能にし、「メルカリShops」への参入しやすさの向上を図る。

ソウゾウの提供する「メルカリShops」は、簡単にネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム。「Eコマースは新しくなれる。メルカリShopsで全ての人とモノに新たな価値を。」をプロダクトビジョンに、EC化支援事業を推進している。

このほど、ワサビとNOVASTOと連携し、両社のEC一元管理システム「ワールドスイッチ」(ワサビ)、「ReCORE」(NOVASTO)、「セルモア」(NOVASTO)とのAPI連携を年内に開始する。今回のAPI接続は、「メルカリShops」において初の試みとなり、まずは「メルカリ」とも相性のよいリユース業界に特化したEC一元管理システムとの連携を実施する。

ワサビの「ワールドスイッチ」は、国内、越境販売など複数のECモールへの出品をアシストするEC運営一元管理システム。複数モールへの一括出品、海外モールへ出品時の自動翻訳、在庫連携、受注一元管理、出荷送り状発行などの業務を一元化し業務効率化をサポートし、スマホアプリとの連携で在庫管理やレジ業務の効率化にも貢献する。

NOVASTOの「ReCORE」は、レジ、EC一元管理、会計、CRM、在庫管理、会員アプリ、KPI管理などの機能が1つになったオールインワンクラウドPOS。買取サポート機能で査定効率の向上と標準化を実現する。また、店頭に在庫を置きながら複数ECモールに併売を行うことができ、回転率を向上。Shopifyと会員情報と在庫情報を同期し、オムニチャネル化を「ReCORE」1つで実現できる。

「セルモア」は、フリマアプリやECモールへの併売管理が可能なサービスで、出品・在庫数同期・価格管理・受注管理・売上管理までを「セルモア」ひとつで管理できる。

API連携により、EC一元管理システムを通した「メルカリShops」の商品在庫管理や受注管理が可能になり、すでにECサイトを運営している事業者の「メルカリShops」への参入のしやすさが向上する。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンラインで買い物ができるEC市場に注目が集まったことで、2020年の物販系ECの市場規模は前年対比21.71%と伸長した。2021年は外出機会が回復したにも関わらず、物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆2865億円(前年比+8.61%)と引き続き増加しており、EC利用が消費者の間で徐々に定着しつつあることがわかる。さらにEC化率においても、8.78%(前年比+0.7pt)と増加傾向にあり、今後もBtoC-EC市場の伸長が期待されている。

一方で、自社や他のECサイトでオンライン販売を行っている事業者においては、受注管理等を効率化するシステムをすでに利用している場合が多く、「メルカリShops」においてもそうしたシステムとの連携について、多くの要望が寄せられていたとし、初回のAPI連携は「メルカリ」とも相性のよいリユース業界に特化したEC一元管理システムを提供する両社に決定したとしている。

ソウゾウは、今後も各企業とのAPI連携を進めることで、事業者の利便性向上とEC化支援に努めていく考えを示した。




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