2022.09.28

ティーライフ、卸売上が小売売上を逆転 3年後に売上150億円を目指す

決算や中期経営計画を説明する西上節也社長


中期経営計画を発表、独自商品の開発強化


ティーライフは3カ年の中期経営計画も発表した。最終年度の2025年7月期に売上高151億1400万円、当期純利益10億100万円を目指す。独自商品の開発や販売チャネルの開拓を強化し、収益の拡大を図る。



小売事業では新ブランドを立ち上げ、新規顧客の獲得につなげる。タレントのRIKACOとの共同企画商品も準備している。

「顧客の若返りを図るために、RIKACOさんとの共同商品開発に取り組む。RIKACOさんはYouTubeなどネットでの情報発信にも積極的だ。当社もRIKACOさんとともに発信力を高めていきたい」(西上社長)と話す。

商品管理や広告効率の精度向上も図る。新たなECモールに出店するなど、販路の拡大も進める。

「ファンマーケティングによるロイヤルユーザーの獲得を推進する。通販は厳しい環境なので新規顧客の開拓をしっかりやりたい。課題である原価の高騰に対応するため、原価の上昇を抑えるノウハウを確立したい」(同)と話す。

卸売事業では、好調なテレビショッピング向けをさらに強化する。カテゴリー別の商品開発や、価格戦略による粗利の確保を進める。卸売り用の新商品開発にも注力する。

プロパティ事業では今年5月に開設した名古屋センターが満床になりつつある。新たな拠点の開設を進め、さらなる収益拡大を目指す。



目標達成に向けて、IT・デジタル戦略を強化するとともに、事業再編やM&Aにも積極的に取り組む姿勢だ。




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