2022.09.11

冷蔵総菜のEC「つくりおき.jp」、提供食数が440万食を突破 SNSの口コミで認知拡大

家庭料理のEC、Antwayは2020年2月から、冷蔵総菜を宅配するサービス「つくりおき.jp」を提供している。

ユーザーのツイッターなどの投稿から口コミが広がり、7月28日時点で累計提供食数が440万食を突破した。インフルエンサーが紹介してくれたり、1人暮らしの男性が紹介したりして、開始から約2年で多くの人に認知されたという。

商品の申し込みや注文はLINEから行う。週に1回、大人2人、子ども2人分の量の商品が届く仕組みとなっている。プランは3食分(1回につき税込8424円)と5食分(同1万3824円)から選ぶ。商品は手渡しのため、配送枠は「月曜日の10~12時」というように2時間の枠を設けている。ユーザーのライフスタイルに合う曜日と時間で設定している。

製造するキッチンは、都内の文京区、港区、江東区の3カ所。素材を切る作業などは人の手によって行われている。人が見落としてしまうような部分は、金属探知機などの機械を導入。「給食室と工場のいいとこどりのキッチン」(広報担当)としている。テストキッチンも設けており、管理栄養士と数人のシェフでレシピを開発している。


▲調理工程は手作業も多い

1回の配送で8~11品を届けることから、飽きないようにバランスを重視している。毎週行うアンケートでユーザーの意見を積極的に取り入れている。

使用できる食材の多さとレシピの数から、冷凍ではなく、冷蔵タイプとした。商品の消費期限は4日間。食べきれない場合もあるため、冷凍を可能にした商品もある。

配達地域は現在、東京23区、千葉県や埼玉県の一部などに限定している。「販売地区を広げてほしい」という要望を受け、関東圏から順次拡大していく予定だ。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事