2022.08.15

【インタビュー】Hamee、水島育大社長「新ジャンル開拓、3年で売上85%増へ」


――ゲーミングモニターブランド「Pixio(ピクシオ)」の戦略は?

ゲーミングモニターブランド「Pixio」は、以前スマホケースブランドを譲り受けた米国企業とのコネクションから、独占販売代理店契約を締結することになった。

「Pixio」はECでの直販だけに販路を絞り、売り上げを伸ばしていく。中国のクオリティーの高い工場で製造しており、大手のブランドに比べて低価格でコストパフォーマンスの高い製品を提供できる。手厚いサポート体制もすでに構築されており、競争力がある。

今後、「iFace」で培ったサプライチェーンの改善ノウハウを生かすことで、コストをさらに抑え、利益率をより改善できる。

コロナ禍でPCゲームを始める人が増えている。eスポーツ市場が今後、拡大することを考えると、日本でのゲーミングモニターの伸びしろは大きい。

――商品カテゴリーを広げているが、各ブランドの顧客にクロスセルを促す考えはあるのか?

顧客間のシナジーを創出したいと考えているが、今はそれぞれのブランドの認知を上げていく段階だ。今期から社内にDXを推進する組織を作っており、顧客データを統合したり、整理したり、連携したりする仕組みを準備し始めている。すでに「iFace」と「ByUR」を同じECサイトで販売したりするなど、連携しやすい取り組みは行っている。

――海外向けに販売を強化する施策は?

北米を中心に海外販売を伸ばしていこうと思っている。昨年、電子楽器「オタマトーン」や、低反発玩具「スクイーズ」などの米国販売が好調だった。他の玩具の価格が高騰する中で割安感もあり、ECや量販店向けの卸売りで販売を伸ばすことができた。

新しく口座を開くことができた取引先もかなりある。やっと北米向けに突破口を開くことができた。今までは日本向けの商品を米国で売っていたが、米国向けの商品を作って売ることができるボリュームになってきた。海外もこれから、さらに伸ばしていきたい。




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