2022.08.03

ECプラットフォーム「Cafe24」、ECモール「Qoo10 Singapore」とシステム連携 シンガポールへの販路拡大を支援

CAFE24 JAPANは8月3日、国内外へのECビジネスの展開が可能なECプラットフォーム「Cafe24(カフェ24)」において、シンガポールの総合ショッピングモール「Qoo10 Singapore」とシステム連携を開始した。これにより「Cafe24」を利用する事業者は、ECモール出店サービス「マーケットプラス」を通し、簡単な操作で「Qoo10 Singapore」で商品を販売できる。シンガポールのEC市場の中でも価格及び配送競争力が最も高い総合ショッピングモールとの連携により、EC事業者の更なる販路拡大によるビジネス成長を支援する。

CAFE24 JAPANの「Cafe24」は、初期費用、月額、販売手数料無料でECビジネスが展開できるECプラットフォーム。ネットショップの開業から広告・マーケティング、決済、配送、海外進出に至るまで、EC開業や運営に必要な仕組みをワンストップで提供する。

このほど、シンガポールの総合ショッピングモール「Qoo10 Singapore」とシステム連携を開始した。これにより、「Cafe24」で製作した自社サイトを製作しているEC事業者は、国内外のECモールとのシステム連携を通じて販路拡大を支援するサービス「Cafe24 マーケットプラス」を用いて「Qoo10 Singapore」で商品を販売できる。追加費用の発生なく、簡単なクリック操作で利用でき、コストを抑えながら、成長を続けるシンガポールのEC市場へ販路拡大が可能だ。

「Cafe24 マーケットプラス」により、「Cafe24」上にある商品データを「Qoo10 Singapore」でそのまま利用できるだけでなく、商品登録・変更や配送、受注情報までを一元管理することも可能。容量無制限で使えるサービスのため、商品数や受注件数に関係なく備えている全ての機能を利用でき、EC事業の業務の効率化を実現できる。

「Qoo10 Singapore」の取り扱い商品は、ファッション・ビューティ・スポーツ・デジタル・モバイル・ホームリビング・生活・食品・ベビー・エンタメ・ブック・eチケットなど多岐に渡る。大型ECモールの活用により、商品に対する消費者の信頼度を高めることができるとし、「マーケットプラス」を通して「Qoo10 Singapore」で販売することで、これまでアプローチできなかったシンガポールの見込み顧客の信頼獲得・認知度の向上に繋がり、EC事業者のショップの宣伝効果およびビジネス拡大が期待できるとしている。

コロナ禍の巣ごもり消費でEC市場が拡大している中、東南アジアのEC市場は、世界的にも注目されている、成長が著しいマーケットだ。中でも特にシンガポールは、ECによる流通が活発な国のひとつとなっている。グローバル市場調査機関「Statista」によると、2021年のECの売上は約62億8000万ドル(約8680億円) 。さらに2025年には、114億5000万ドル(約1兆5819億円)の売上が見込まれるなど、シンガポールのEC市場は今後も拡大が期待されている。

こうした背景からCafe24 Japanは、今後も拡大が見込まれているシンガポールのEC市場のニーズに対応するとともに、日本国内のEC事業者のシンガポール越境ECによるビジネス成長をサポートするべく、「Qoo10 Singapore」とのシステム連携に至ったとしている。

今後も多くの事業者のECビジネス成長を支援するため、EC事業者のニーズに応えるサービス提供に注力する考えを示した。



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