2022.07.19

ジェイフロンティア、ECスタジオを買収 商品拡充やマーケティングノウハウの取得が狙い

ECスタジオの主な取扱商品

ジェイフロンティアは7月15日、化粧品やサプリメントの自社D2Cブランドの開発・運営を行うECスタジオの株式の70%を取得し、連結子会社化すると発表した。株式譲渡契約締結日は7月15日、株式譲渡実行日は7月22日の予定。ECスタジオの子会社化により、健康食品・化粧品分野における取り扱い商品のポートフォリオ拡充、20代を中心とする新たな顧客層の開拓を目指す。

ECスタジオは、化粧品やサプリメントの自社D2Cブランドを展開している。ボディケア商品を中心とした「WEEED」、品質にこだわったサプリメントブランド「fine base」、Amazon限定のボディメイクプロテイン・サプリブランド「FINE SPORTS」の3ブランドを提供しており、トータルの商品開発数は30種類を超える。

マーケティングでは、SNSフォロワー1万~10万人程のマイクロインフルエンサーの活用を積極的に行うなど、ウェブ広告やSNSプロモーション施策においてもノウハウを持っている。主力ブランドの「WEEED」は、リリースから1年程で強固なブランドを築いており、累計で約10万人の顧客を新規に獲得。特にF1層と呼ばれる20代~30代の女性を中心に高い支持を集めている。

ジェイフロンティアは、ヘルスケアサイクル(「未病・予防・健康維持」と「疾病」のサイクル)の全領域でビジネスを展開し、D2Cビジネスを通じて、「未病・予防・健康維持」を支えるプロダクトの開発・提供を行ってきた。

ECスタジオの子会社化により、健康食品や化粧品の取り扱い商品を拡充する。さらに、ECスタジオのウェブ広告やマイクロインフルエンサーの活用ノウハウを吸収するとともに、運営体制や人材を取り入れることで、既存の通販事業におけるマーケティングを強化する狙いもある。

ジェイフロンティアは、化粧品を「心」の健康維持に貢献する商品だと捉えており、「未病・予防・健康維持」を支える重要なプロダクトの一つと考えている。これまで化粧品領域での商品ポートフォリオ拡充を検討してきた。化粧品分野で強固なブランド力を持つECスタジオとの連携により、より広範に顧客の健康維持に貢献できるものと考えている。

今後、ECスタジオとともに、化粧品・ボディケア・スキンケア分野における新たな商品展開・顧客層開拓を推進していく方針だという。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事