2022.07.16

吉野家、トクホの牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」発売 食後血糖値の上昇をゆるやかに

吉野家は7月11日、外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」(以下:トク牛)の販売を開始した。「吉野家公式通販ショップ」「イオン」「イオンスタイル」(北海道・九州・沖縄を除く)で販売する。食事から摂取した糖の吸収を減らし、食後血糖値の上昇をゆるやかにすることで、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている人にも安心して食べてもらえる牛丼を提供する。

吉野家が販売を開始した「トク牛」は、冷凍牛丼の具のたれにサラシアエキスのサラシノールを0.5mg配合し、食後、食事から摂取した糖の吸収を減らし、食後の血糖値上昇が緩やかとなる有効性、安全性が国によって認められた特定保健用食品。構想から8年、申請から4年を経て、外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した。



インド・スリランカから東南アジアにかけて広く分布する植物でお茶などに伝統的に用いられるサラシノールは、糖質の消化酵素「αグルコシダーゼ」の働きを阻害して、ご飯のでんぷんが体内で消化されてブドウ糖に分解される時の速度をゆるやかにして血中のブドウ糖濃度の上昇をおだやかにする。脂肪の少ない特別仕様の肉を使い、牛丼のたれにサラシアを配合する過程で工夫を凝らしており、吉野家の牛丼をトクホ仕様で食べることができる。

希望小売価格は505円(税込)で、「吉野家公式通販ショップ」「イオン」「イオンスタイル」(北海道・九州・沖縄除く)で販売する。ご飯はもちろん、うどんやパン、パスタ、カレーなどにトッピングしても有効性は同様で、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする手段の1つとして日々の献立への活用を提案する。

「トク牛」販売特別記念として、7月11日から10日間限定で、東京の「吉野家赤坂三丁目店」「虎ノ門店」、大阪の「ビエラ岸辺健都店」にて「トク牛」の店頭販売も行う。また、「吉野家公式通販ショップ」では「トク牛」をお得に購入できるキャンペーンを期間限定で実施する。

吉野家では、主力商品である牛丼を誰もが楽しんでもらえるよう、時代や社会構造の変化と共に変わりゆく消費者の暮らしに応じて、提供方法を拡大し続けている。現在、全国にある1191店舗で出来立ての牛丼を店内飲食、テイクアウト、ドライブスルー、各種デリバリーサービス、ドラッグストアで提供するほか、家庭で手軽に「吉野家」の味を楽しめる「冷凍牛丼の具」を2013年以降、「吉野家公式通販ショップ」や宅配事業サービス、総合スーパーなどで販売している。

現在、高齢化社会が進むにつれ、生活習慣病の予防やアンチエイジングなど生活者の健康ニーズが高まりつつある。安心健康で豊かな食事を提供することは、日常食の担い手である吉野家の重要な社会価値と考え、伝統の味を守りながら改良を加えて新たな商品を生み出し、「食生活の改善に役立つ牛丼」の商品開発・販売にも取り組み続けている。

食後の高血糖は3大生活習慣病のリスク因子であり、高血糖により生じる糖化は、様々な疾病や老化の原因であることがわかってきているとし、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている人にも安心して食べられる牛丼を提供し続けたいという思いから、「食後の血糖値上昇をゆるやかにする」ことに着眼したとしている。

糖質は必須の栄養素なので、食後の血糖値を上げ過ぎず、うまく糖質を摂取することが重要であるとし、食後の血糖値の上昇を緩やかにする「トク牛サラシアプレミアム」の販売に至ったとしている。健康診断で「異常なし」でも食後に眠くなる、段々健康診断の数値が上がっているなど気になることがあれば、食事に血糖値対策を取り入れて食後の高血糖に気を配ることを提案している。

吉野家は、本物の「うまさ」を提供することをこだわるとともに、消費者の日々の生活に沿った「うまい、やすい、はやい」の価値を提供できるよう努めていく考えを示した。




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