2022.04.21

楽彩、ミールキットのピックアップ型ECを開始 朝に注文、夕方駅で受取り

説明会に登壇したJR東日本クロスステーション 執行役員 リテールカンパニー 商品戦略部長 小俣康則氏(左)、楽彩 大﨑善保社長(中央)、R.project 代表取締役 丹杢倫氏(右)

業務用青果物流通の最大手、デリカフーズホールディングスが2021年夏に設立した楽彩は4月21日、ピックアップ型のECを開始した。

朝にネットで注文すると、その日の夕方に駅ナカのコンビニや提携するキャンプ場などで商品を受け取れる。同時に「野菜がおいしいミールキット『楽彩(らくさい)』」を発売し、常時20品のメニューで展開する。当面の目標として会員数10万人、売上高50億円を目指す。


▲野菜がおいしいミールキット「楽彩」

朝9時までにECサイトや7月に開始する専用アプリから注文すると、JR東日本管内のコンビニ「NewDays」や全国でキャンプ場を展開する「RECAMP」などで、その日の17時以降に受け取れる。

また、店舗では食品スーパー「ライフ」が展開する「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」でも販売を開始する。企業と提携し、冷蔵ロッカーなど受け取りスポットを順次広げる。

「楽彩」は、野菜のおいしさを引き出すカット技術などのノウハウを最大限に活用。料理人が考案した。おいしく体に良いものを提供する。メニューは「野菜たっぷりサラダ」「具だくさんスープ」「海外料理」「アラカルト」のカテゴリーで展開。今後は外食企業とのコラボレーション企画など、毎月10種類の新メニューを追加して常時20品を販売する。


▲野菜のおいしさを引き出すカット技術などのノウハウを最大限に活用

ミールキットは、食材のカットなど調理の下ごしらえが済ませてあるため簡単に料理を作れる。今後はフィットネス目的などカスタマイズした商品の投入も検討する。

毎朝注文を受けた分だけ自社グループ工場で製造する。食材を無駄にすることなく、新鮮な食材を必要な分だけ提供することでフードロス問題への貢献を目指す。

4月21日に都内で開催した発表会で、大﨑善保社長は「ミールキットの肝は野菜で、そのおいしさを前面に出していく。商品を通じてその価値を伝えていきたい」と話した。


▲大﨑善保社長



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