2022.04.21

【VR店舗はまるで美術館】ジャパンヘナ、メタバース空間では美容師の施術講習も

アバターでVR店舗内を散策できる

ハーブの一種である「ヘナ」を原料にした髪染めなどを販売するジャパンヘナは2021年から、仮想空間にVR店舗を構築し”メタバースEC”を展開している。VR店舗では、美術館を回るような感覚で、ヘナに関するさまざまなことを知ることができるという。
 
スマホやPCから専用のページにアクセスし、アバターを選択。VR店舗に入店する。店内に入ると1階には、商品の展示スペースやイベントスペースがある。2階に上がると、へナ畑やヘナタトゥーなどが映像や写真で表現されている。屋上の3階まであり、アバターを使って自由に店内を散策できる。気に入った商品が見つかれば、色を確認したりすることも可能。ECで商品を購入できる。
 
ジャパンヘナでは、美容室などに対する、ヘナの染料の卸販売も実施している。VR店舗では、染料を導入している美容室の美容師に対する、施術の講習も実施している。
 
ジャパンヘナの海老名秋子社長は「リアルで大きな実店舗を持つのはなかなか難しいが、VR空間に美術館のような建物を作ることは可能。商品やヘナ、ヘナの歴史、ブランドの歴史などを展示すれば、お客さまにイメージを持ってもらいやすく、理想的だ。施術の講習についても、Zoomなどで講習を実施するより、VR空間で行う方が、表現できることの幅が広がり、伝わりやすい」と話している。


ヘナ畑のイメージ写真が店内に飾られている

ジャパンヘナのVR店舗は、メタバースベンチャーのUrth(アース)が提供している「V-air shop(ブイエアーショップ)」の仕組みを使って構築した。
 
「V-air shop」の展開から、新規顧客の獲得までをセットにしたトータルコミュニケーションサービス「META FIELD(メタフィールド)」を導入したのだという。



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