カウシェはこのほど、シェア買いアプリ「カウシェ」において、2月21日にリリースした「大人数シェア買い機能」のα版を利用して販売を開始した全商品が、3日間で完売したと発表した。同商品のシェア買いには合計で260人が参加。冷凍リブアイ合計135kgが7時間で完売するなど、お得な商品を求めて沢山の人々が「カウシェ」でのシェア買いを楽しんだ。
「カウシェ」は、友人や家族、またはSNS上の誰かと、自分を含めて2人以上で購入をする「シェア買い」をすることで、通常価格から最大70％引きの割引価格で商品を購入できるシェア買いアプリ。2月21日には、従来2人以上だったシェア買いが成立するまでに必要な人数を50人および30人に変更できる新機能「大人数シェア買い機能」をリリースした。
「大人数シェア買い機能」のリリース時には、50人で成立するシェア買いとして「PIZZAREVO 大人気ピザ10枚セット」（シェア買い価格5980円）、「九州産黒毛和牛 厳選ステーキセット」（シェア買い価格4,980円）、「くりーむパン・広島メロンパン38個詰合せ」（シェア買い価格4938円）、「丸大食品 北海道野菜のビーフカレー 48食」（シェア買い価格2970円）、30人で成立するシェア買いとして「冷凍リブアイ 4.5kg」（シェア買い価格1万980円）、「牛丼 新牛めしの具10個セット」（シェア買い価格2970円）が販売された。同シェア買いには、合計で280人が参加し、全ての商品が販売開始から3日間で完売した。なかでも「冷凍リブアイ 4.5kg」（シェア買い価格1万980円）は、販売開始から7時間で30名が参加し、合計135kgが完売するなどシェア買いの持つ拡散力を実証した。
「大人数シェア買い機能」利用事業者のスカルネ・ジャパン EC担当 向井はなこ氏は、「今回『大人数シェア買い機能』を利用し、弊社の商品を販売したところ、ステーキ4.5kgという大容量にもかかわらず、30人もの方がシェア買いに参加し、即日で135kgものステーキが完売となりました。これぞシェア買いの持つお客様の口コミの力かと、驚くとともに、今後も多くの方にシェア買いを楽しんでもらえるよう、幅広い商品を提供できればと考えています。今回の『大人数シェア買い』のように、『カウシェ』には、よりたくさんのお客様に喜んで頂ける機能や企画を今後も期待しています」とコメントした。
また、今回の好評を受け、3月下旬から八天堂をはじめとする事業者が「大人数シェア買い機能」を利用して新たに商品を販売する予定としている。
「大人数シェア買い機能」を利用する事業者は、シェア買いが成立するまでに必要な人数を独自に設定が出来るようにすることで「○個販売する場合は、○円で販売可能」など、販売量と価格の調整によるメリットが出せるうえ、シェア買い成立までの人数集めの規模が大きくなることから、ユーザーがより多くの新規ユーザーを呼び込んでくることも期待できる。一方、利用するユーザーにとっても、シェア買い達成までのハードルが上がる反面、よりお得な価格で商品の購入が可能になり、双方にとってメリットが期待できる機能となっている。また、将来的には、α版では50人および30人の2パターンから選択するシェア買い成立人数を事業者が自由に設定できるようにするとしている。
カウシェは今後も、自社の持つ「テクノロジーにより、ユーザーの購買力をまとめ、そして可視化する力」を進化させることで、ユーザーの「これが欲しい」という意見を元に商品を製造したり、ユーザーの欲しい量をだけ製造する、「C2Mモデル」の実現を目指すとしている。これにより従来の買い物スタイルである「商品があって、その中からユーザーが欲しいものを選ぶ」から、「消費者の欲しいものを起点として、商品を創る」という形態へ、変革を起こしていく考えを示した。
