ユーグレナ、サステイナブルな美容液 卵由来細胞培養エキスがメイン素材

健康食品や化粧品の通販・ECを運営するユーグレナは2月22日、タマゴ由来の細胞培養エキスを配合した美容液「CONC（コンク）セラメント エッセンス」を発売する。細胞培養から生まれた成分は、動物の命を奪うことなく生産できるため、ユーグレナが掲げる「サステナビリティー・ファースト」の理念に貢献するという。

ユーグレナによると、美容液の主成分となっている「セラメント」は、世界初のタマゴ（鶏卵）由来の細胞培養エキスを主とした化粧品原料だという。「セラメント」には、217の因子が含まれており、肌本来のしなやかさへ導くという。ふっくらとした潤いと肌感をもたらすとしている。細胞培養を行うインテグリカルチャーが開発した。
　
ユーグレナは美容液「CONC」を、当面の間自社ECに限って展開する。今夏以降、インフォマーシャルなどのオフライン広告のテストマーケティングを実施することを検討中だとしている。市場のニーズをにらみつつ、実店舗に展開することも視野に入れている。
　
「CONC」のプロモーションに当たっては、SNSでの情報発信を中心に行う計画だ。美容関連情報について強い発信力を持つインフルエンサーを起用し、商品PRを行う予定だとしている。
　
「CONC」のターゲットとなる顧客層は30代以降の女性。新規成分などに感度の高い「アーリーアダプター」を取り込みたいとしている。