2021.11.02

Twitter、ECモール「Qoo10」と初のライブショッピング 3回で210万人が視聴、目標より27%高い実績


3万3000人が同時視聴、65万の「いいね」獲得


Twitterでのライブ配信が大きな相乗効果をもたらし、ターゲット層の興味関心を高めたと考えられると分析する。

このような成果は、販売にも大きく貢献し、9月8日に行われた「TIRTIR」のライブ配信は3万3000人のユーザーが同時視聴し、65万の「いいね」を獲得した。「TIRTIR」は今回のTwitterライブショッピングで自社人気商品「マスクフィットクッション」と「マスクフィットオールカバークッション」を1900個以上販売した。インナービューティーラインの「パーフェクトタートチェリー酵素」は配信20分で完売するという記録を達成した。


「TIRTIR」のライブ配信の様子

高いリアルタイム視聴率もTwitterライブコマースの強みで、全3回にわたって配信された今回のライブショッピングの合計視聴者数は約210万人で、そのうち平均で約9割程度がライブ配信時に視聴したいうことが分かった。

eBay Japanのマーケティング取締役 リュウ・スヒョン氏は、「新型コロナウイルスの影響で消費行動のトレンドは『非対面・非接触』になりつつあり、ライブコマース配信のニーズが高まっています」と言い、「Twitterは、リアルタイムでコミュニケーションが取りやすいため、ライブコマースに適したプラットフォームだと判断しました。その結果、当初の目標よりも27%高い数値を達成し成果が得られました」と述べた。

「Qoo10」は今回得た成果をもとに、ライブショッピングを定期配信している。

Twitterは今年の7月からグローバルでショッピング機能を導入しパイロット運用を実施している。ブランドや企業がショッピング機能を利用する際には「Proアカウント」が提供する。新機能である「ショップモジュール」でプロフィールページの上部にショッピング用のタブを別途追加し、自社の商品を紹介することも可能だという。

利用者の皆さんは、企業やブランドのTwitterアカウント上で興味のある商品を閲覧し、関連情報を確認してすぐに購入できるというメリットがある。これらの機能は日本でも順次導入予定で、Twitterは今後も引き続きショッピング機能を強化していく方針だという。





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