2021.04.27

ZOZO、商品取扱高は4194億円 「PayPayモール」は約4.5倍、『メディア化』『生産支援』の戦略発表


新戦略は3本柱、脱モール依存へ


今後の戦略として、①「買う」以外のトラフィックを増やす ②「生産支援」に踏み込む ③「技術ライセンス販売」にトライ』――の3本柱を掲げている。新戦略でECモールの商品取扱高に依存したビジネスモデルからの脱却を図る。



「買う以外のトラフィックを増やす」では、計測技術やデータベースを生かしたパーソナライズ機能を強化し、さまざまな商品提案を行うサービスを計画している。さらに「FAANs(ファーンズ)」というコーディネート投稿やライブ配信、ウェブ接客ができるデジタル接客サービスをブランドに提供し、コンテンツの拡充を図る。





これらの施策により、「ZOZOTOWN」のメディア機能を強化し、購入者以外のトラフィックを増やし、広告や人材、金融などの新たな収益の創出を狙っている。





「生産支援に踏み込む」では、需要分析や生産基盤の機能を提供したり、受注生産で販売できるサービスを提供する考えだ。



「技術ライセンス販売にトライ」では、「ZOZOSUIT」や「ZOZOMAT」など計測技術を生かし、ダイエットサービスや医療関係、ブランドなどと協業することを検討している。「ZOZOMAT for hands」という手のサイズを計測する機能の提供に言及。ジュエリーブラントとの協業に生かすビジョンもあるという。技術ライセンス販売は、国内だけでなく海外展開も見据えている。



こうした新戦略で、ECモール以外の収益を創出し、商品取扱高だけに依存しない収益構造を築きたい考えだ。






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