2021.01.27

【2021年の展望「百分百」】バイドゥ 國井雅史ディレクター「中小企業でも中国市場に参入しやすい売り場を」

バイドゥ 事業企画営業本部 百度事業部 國井雅史ディレクター


検索エンジンからの集客に強み


――「百分百」の特徴は?

「百度」は中国において検索エンジンで9割くらいのシェアを持っているため、検索エンジンからの広告動線は確保しやすい。「百分百」をプラットフォームとして活用していただき、中国向けに販売できる商品のランディングページを構築できる。一定のコストは必要だが、中小企業でも中国向けに越境ECにチャレンジしやすいサービスになっている。

中国のマーケット魅力的だが、難しさもある。日本企業も期待半分、不安半分で参入していると思う。当社では中国進出の難しさやコスト感、商標登録などの必要な手続きなどを真摯(しんし)に説明している。必要な手続きは当社でサービスを提供したり、サポートできる体制は築いている。物流は当社が契約している国内の倉庫に商品を預けておいてもらえれば、出荷から通関などフルフィルメントは当社で行っている。国内のモールで販売するような感覚で中国向け越境ECを運用できる。

――中国に売るためのマーケティングに強みがあるのか?

集客方法はいろいろある。SNSや掲示板に投稿するなどコストをかけない手法もあるが、本格的に集客するにはコストをかけた広告運用が必要だ。広告手法は大体カバーできている。リスティング広告やバナー広告、動画広告などサポートできるが、多くの企業がたどり着く先はリスティング広告になってくる。そこは当社の強みが発揮できる。

ECモールも検索機能はあるが、ユーザーは具体的な商品名やブランド名で検索するが、「百度」で検索するユーザーは、具体的な商品を調べる前のフェイズからいることが多い。サプリメントなら人気ランキングを調べたり、お薦めの商品を調べたりする。コンプレックス系のキーワードは特に検索されやすい。ECモールで商品を探しているユーザーよりも幅広いキーワードで集客できる。

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