2021.01.20

【2021年の展望「au PAY マーケット」】auコマース&ライフ 八津川博史社長「社会的インフラとして安心・安全提供」

auコマース&ライフ 八津川博史社長

【ECソリューションマップ2021「ECモール&プラットフォーム編」〈有力モールに成果と展望を聞く〉】


ECプラットフォーム「au PAY マーケット」を運営するauコマース&ライフは今期、前期比約90%増の流通総額で推移している。コロナ禍の影響とともに、コロナ以前から取り組んできたau経済圏の顧客獲得を推進してきたことが寄与しているためだ。今期の取り組みや今後の抱負を八津川社長に聞いた。


今期流通総額は187%で推移


――2020年4−12月期(第3四半期)累計時点の出店者数や流通総額の状況は?

出店者数や流通総額は公表していない。ただ、流通総額の増減率は2019年4−12月期の比較で187%となっている。auの経済圏の中でお客さまに向き合って、出店者さまとも一緒に、できる限りの動きをやってきているので、今期もそれが数字に表れていると思う。

――コロナの影響もあるだろうが、今期の「au PAY マーケット」は高い成長率を維持していると聞いている。何が影響しているのか?

コロナの前から動いていたのは、auの経済圏のお客さまに向けて、大きな打ち込みをかなり行ってきたことだ。ポイントシステムを「Ponta(ポンタ)」に1本化して、auのIDを持っているお客さまへのリーチだとか、タッチポイントを増やして動いたことが大きかったと思う。ポイントの交換所という施策もずっと続けている。お客さまが保有している「ポンタポイント」のポイント数をアップして、「au PAY マーケット」で利用できるようにポイントを交換・変換することを常時行っている。よりお得に、かついろんなところにタッチポイントがあるということを、きっちりと進めてきたことが大きかったのではないか。

――ここ数年はECモールの中でも後発ということで、出店者に向けたサービスやツールを毎年強化している。今期も継続しているのか?

内部でファンダメンタルの強化は継続的に行っている。社内ではかなり大きなプロジェクトを常に走らせ続けており、そこで機能の改修やUI/UXによるお客さまの体験価値の向上、もしくは品ぞろえの拡充を講じ続けている。今期はUI/UXのところで、ポイント表示の部分、先ほど説明した交換所だったり、お客さまが実際にどれぐらいお得に買い物いただけるのかが、買い物の画面の中で視覚的に分かりやすく改修したりしている。

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