2020.08.29

化粧品D2CのDINETTE、即時与信で機会損失防ぐ 「NP後払い」「atone」など後払い導入

化粧品のD2Cを手掛けるDINETTE(ディネット)は、ECサイト「DINETTE」を運営している。サイトやSNSを通じて動画による美容情報を積極的に配信。インスタグラムのフォロワー数は20万人に上る。2021年2月期の売上高は前期比5倍増の5億円、2022年2月期までに10億円を目指す。

2017年4月に開始したインスタを通じ、美容関連のウェブメディアを運営。その後、メディアの読者を対象にしたEC事業(D2C)を開始し、今年で2期目になる。

昨年8月には広告の運用の見直しに着手した。メディアの読者の属性を分析し、セグメントした広告配信の手法を取り入れ、新規顧客の獲得につなげた。そのほか、ロフトなど専門店への卸売りも開始し、顧客との接点を広げた。最近では、ツイッター、LINE、YouTubeも開始し、インスタではアプローチできない層の獲得を目指している。

メディア発のプライベートブランド(自主企画)「PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)」のまつげ美容液が人気だ。定期購入の顧客が8割を占める。顧客の8割が20代だ。98%がスマホからの受注で、リピート率は高く、4回目の購入者も80%近いという。

定期購入者には、初回のグリーティングカードに、インスタにアクセスできるQRコードを記載。いきなりECサイトに誘導するのではなく、まずはインスタに来てもらい、商品を買った人の口コミを見てもらう。2回目の購入からは独自のステッカーシールを同梱。化粧品の使い方を記したパンフレットは、2カ月に1回の頻度で内容をブラッシュアップしている。


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