KEIはメンズシャツ専門のECサイトを運営している。オーダーシャツの採寸の手間を省いたり、商品の価格を抑える工夫が奏功し、リピート率は53%となっているという。2024年4月にECサイトをリニューアルし、高品質なオーダーシャツをより手軽に購入できるようにした。
ブランドについて、「独自の採寸システムや流通経路の工夫で、高品質と手軽さを両立している。普通のシャツの選択肢の一つとして『KEI』を利用してもらいたい」(對馬三宣代表)と話す。
ECサイトの刷新により、現在は①サイズとデザインをオーダー ②サイズのみオーダー ③デザインのみオーダー④サイズもデザインも既製品から選ぶーーといった顧客のニーズに合わせて注文できるようにした。
同社は自動採寸システムを独自に開発した。顧客がECサイト上で、身長、体重、生まれ年を入力すると、首周りやウエストなど8カ所の測定結果を3秒以内に提示する。 測定後に微調整をすることで、顧客の身体にフィットしたオーダーシャツを作ることができる仕組みだ。
「オーダーシャツで顧客が一番手間を感じるのが採寸の部分。システム以外にも手持ちのシャツを参考にした採寸サービスなども提供し、簡単に買えるようにしている」(同)と話した。
▲独自の採寸システム
顧客がオーダーしたサイズのデータを、シャツのパターン(型)として作成する部分は、外部委託ではなく同社が担当しているという。
「オーダーシャツ専用の工場でなくても製造を依頼できるのが強みだ。中間コストの削減だけでなく、品質の担保にもつながっている」(同)と話した。
コスト面については、受注から販売の全てをオンラインで完結させることで、店舗管理費や在庫管理費を削減しているという。オーダーシャツとしては市場価格の半額ほどで、1着当たり税込5400円で提供している。
今後はカジュアルウエアの販売にも注力するという。
「生地やボタンの仕入れにもこだわっているので、今後はカジュアルならではのデザインを楽しんでもらいたい」(同)と意気込んだ。
CRMといったマーケティング面も強化する考えだ。
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