2024.03.22

ゼロジャパン、老舗リユース企業が上場 社会的信用力と認知拡大を追求

ブランド品や貴金属の買い取り・販売事業を展開するゼロジャパンは3月6日、TOKYO PRO Marketに上場すると発表した。上場日は3月28日を予定している。上場を経て、さらなる社会的信用力の向上と認知拡大につなげたい考えだ。2023年6月期の売上高は、前期比1.0%増の30億6500万円だった。
 
ゼロジャパンは2002年、一般消費者向けに家電、ブランド、貴金属の買い取り・販売を行うリユースショップを開設した。それ以降、主に店舗、オークション、ECサイトでの販売を行い、事業を拡大してきた。
 
商品の買い取り方法は、一般消費者を対象とした「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」と、事業者を対象とした「業者買取」の4種類だ。「店頭買取」は実店舗「ワンダープライス」に顧客が直接持ち込んだ品物をスタッフが鑑定・査定し、その場で買い取る。買い取った商品は「専門卸業者への販売」「ウェブオークションでの販売」「店舗・ECサイトでの小売販売」など、商品の特性に合わせた販路で販売している。
 
近年ではネット販売も強化している。「自社オークションにおける委託販売」「レンタルジュエリーのサブスクリプション(サブスク)サービス」も展開している。「レンタルジュエリーのサブスクサービス」では、ジュエリーをメンテナンスや再生加工を施し、レンタル商品として提供している。
 
今後は主に、①個人買い取りの強化 ②査定能力の向上 ③付加価値を付けた商品提供力 ④オークション事業の拡大――などに注力していく計画だ。買い取りだけでなく、販売力も磨き上げ、他社との差別化を図っていく。



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