2024.02.16

【＜特集＞楽天SOY2023】受賞127店に聞く「楽天市場」勝敗の分かれ目コロナ後の難局突破術が満載

楽天グループは1月24日、ECモール「楽天市場」の年間ベストショップを表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー（SOY）2023」の表彰式を開催した。26回目となる今回は、総合賞10店舗、ジャンル賞124店舗（42ジャンル）、サービス賞21店舗、特別賞11店舗の延べ166の賞を授与した。受賞店舗数は137店舗だという。「日本ネット経済新聞」は会場で受賞店舗への直撃取材を敢行。合計127店舗から受賞要因やアフターコロナで環境が変化する中での勝負の分かれ目を聞いた。ウェブメディアでは、注目の受賞店の声を随時ピックアップしていく。

最高賞である総合グランプリには、家電販売のヤマダデンキが運営する「ヤマダ電機楽天市場店」が輝いた。

▲「ヤマダ電機楽天市場店」が総合グランプリ

総合賞の顔ぶれを見ると、総合グランプリのヤマダデンキを始め、2位の「SuperSportsXEBIO楽天市場支店」（運営：ゼビオ）、7位の「FANCL公式ショップ　楽天市場店」（運営：ファンケル）など大手企業がランクインしているものの、それ以外は「楽天市場」内で腕を磨いた全国の有力店が名を連ねている印象だ。
　
「ソムリエ@ギフト」は「楽天SOY」の常連だが、今回は総合10位に入り、運営するベルヴィの宮崎義則CEOが壇上で目に涙を浮かべていたのが印象的だった。

▲「ソムリエ@ギフト」は総合10位に入り、運営するベルヴィの宮崎義則CEOが感涙

「ソムリエ@ギフト」は総合10位以外に、百貨店・総合通販ジャンル大賞、あす楽大賞、ギフト大賞を受賞しており、総合6位の「リカーBOSS」（ビール・洋酒ジャンル大賞、あす楽賞、ギフト賞も受賞）と並んで同一店舗での最多受賞となった。
　
総合賞受賞店舗のジャンルを見てみると、「スポーツ」から2店舗、「ダイエット・健康」から2店舗、「医薬品・コンタクト・介護」から2店舗選出されている。
　
コロナ禍以降の健康志向の高まりが、今回の総合賞にも反映されているようだ。
　
受賞店舗からは「クーポン集客を止め、商品力の向上に注力した」「アクセスは落ちたが、転換率と購入単価向上で増収となった」などの声が聞かれた。アフターコロナで環境が大きく変化する中、戦略転換することで活路を見いだす店舗も多いようだ。

【注目受賞店をピックアップ】

■「総合3位」「ダイエット・健康ジャンル大賞」「ベスト投票賞」」受賞